雪山登山における樹林帯でのビバークは、過酷な状況下での生存を意味します。特に冬の山では低温と風にさらされるため、暖をとるための工夫が重要です。この記事では、樹林帯での暖を取る方法、そして簡易ロケットストーブを活用した暖の取り方について解説します。
雪山登山におけるビバーク時の暖の取り方
雪山登山でビバークをする際、最も重要なのは風を遮り、寒さから身を守ることです。樹林帯は風の影響をある程度和らげてくれるため、ビバークには比較的適していますが、それでも寒さ対策は必須です。
1. 薪を集めて火を起こす
ビバーク時に最も頼りになるのは火です。生木や折れた枝を使って、火を起こす準備をしましょう。ライターやマッチ、新聞紙があれば、簡単に火種を作ることができますが、乾燥した木が必要です。雪を掘れば枝が見つかることもあるので、事前に探しておきましょう。
2. シェルターを作る
風を防ぐために、雪で簡易シェルターを作るのも有効です。木の枝を使って、簡単な風よけを作ることで、寒さを軽減できます。また、ビバーク用のテントがあれば、暖房器具を持ち込むことができるので便利です。
簡易ロケットストーブの活用法
簡易ロケットストーブは、軽量で火力が強く、雪山登山で非常に有用な道具です。通常装備に加えて、ライターやマッチ、新聞紙、水筒などを使って簡易ロケットストーブを作ることができるため、暖を取るために積極的に活用したいアイテムです。
1. ロケットストーブの作り方
簡易ロケットストーブを作るためには、十分な燃料と空気の流れを確保する必要があります。木を組み合わせて高い位置で燃料を燃やし、煙突部分を作ることで効率よく暖を取ることができます。
2. ストーブのメリット
簡易ロケットストーブの最大のメリットは、少量の燃料でも強力な熱を発生させることができる点です。また、コンパクトで持ち運びがしやすいため、登山中でも使用しやすいアイテムです。
火を消す方法
火を消す際には慎重に行う必要があります。火が完全に消えるまで、少しずつ水をかけて煙が出なくなるまで続けましょう。炭や残った木の部分も確実に消火し、再点火を防ぎます。消火後は周囲を確認し、火の元が完全に冷めたことを確認してください。
まとめ
雪山登山のビバーク時には、暖を取るための準備が重要です。簡易ロケットストーブは持ち運びが便利で、少量の燃料で強力な熱を発生させるため、非常に有効なアイテムです。ライターやマッチ、新聞紙などを活用して安全に火を使い、冷え切らないように対策をしましょう。また、適切なシェルター作りと火の取り扱いを心掛け、寒さに備えてください。
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