メジャーリーガーの藤浪晋太郎選手は、その独特な投球フォームとシュート回転のボールで知られています。阪神時代から「シュートして抜けている」という指摘がありましたが、もし藤浪選手が藤川球児選手のような綺麗な縦回転のストレートを投げることができた場合、果たして球速は上がるのでしょうか?それとも、ただ球が伸びるだけなのでしょうか?この記事では、藤浪選手の投球フォームやシュート回転、縦回転のストレートについて詳しく考察していきます。
藤浪晋太郎選手のシュート回転とその影響
藤浪晋太郎選手は、独特の投球フォームで知られ、ボールにシュート回転をかけることが多いです。このシュート回転は、ボールが横に変化する特性を持ち、バッターにとっては非常に打ちにくいボールとなります。しかし、藤浪選手のボールがシュートして抜けることも多く、制御が難しいとされることがあります。
シュート回転のボールは、その回転軸が横方向に傾いており、自然に横に変化します。この特性があるため、ボールは予測不可能な動きをし、打者にとっては非常に厄介な球となりますが、制御の難しさも伴います。
藤川球児選手の縦回転ストレートとの違い
一方、藤川球児選手は、そのストレートの投球において非常に綺麗な縦回転をかけることが特徴的です。縦回転のボールは、ボールが直線的に進みながらも、上に少し浮き上がるような特性を持っています。この縦回転のストレートは、打者にとっては非常に投げにくい球で、バッターが打ち損じる確率が高くなります。
縦回転のストレートは、ボールが直線的に進むため、打者はボールの変化を予測しにくく、空振りを取ることが多いです。藤川選手のようなピッチャーは、この縦回転のストレートを巧みに操り、球速を維持しつつ、効果的に打者を打ち取ります。
シュート回転から縦回転への切り替えが球速に与える影響
藤浪選手が今のフォームを維持しつつ、縦回転のストレートを投げることができた場合、球速にどのような影響があるのでしょうか?仮に、藤浪選手が藤川選手のような縦回転のストレートを投げることができたとしても、単純に球速が大幅に上がるわけではないと言えます。
縦回転のストレートは、ボールがまっすぐに進むため、打者にとっては非常に打ちにくいですが、シュート回転のような横の動きはなくなるため、ボールにかかる力学的な変化が少なくなります。そのため、球速が若干伸びることは考えられますが、劇的に165km/hを超えることは難しい可能性があります。
球速が伸びるわけではないが、ボールの質は向上する可能性がある
藤浪選手が縦回転のストレートを投げるようになると、球速自体は大きく変わらない可能性が高いですが、ボールの質が向上することは考えられます。特に、縦回転によるストレートのコントロールが向上することで、打者にとっては非常に厄介な球になり、三振を取る機会が増えるかもしれません。
また、縦回転のストレートは、ボールの浮き上がりが特徴的なので、バッターが見逃すボールも多くなり、結果的に打撃面での効果が出やすくなります。つまり、球速が伸びなくても、ピッチングの精度が向上することにより、全体的な投球力が向上する可能性があるのです。
まとめ:藤浪晋太郎選手のフォームと球速の関係
藤浪晋太郎選手が今のフォームを維持し、縦回転のストレートを投げることができれば、球速は大きく変わることはないかもしれませんが、ボールの質やコントロールは向上する可能性があります。縦回転のストレートを駆使することで、打者にとって非常に打ちにくい球を投げることができ、結果的に三振を奪う確率が高くなるでしょう。
藤浪選手が現在のフォームで成長し、さらに強力な投球を見せることができれば、メジャーリーガーとしても非常に注目される存在となることでしょう。
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