ボート部のフィニッシュポジションの改善方法:エルゴと実際の漕ぎ方の違い

ヨット、ボート

ボート部に所属している高校生の方が抱える「フィニッシュポジションに関する悩み」は、エルゴと実際の漕ぎ方の違いによるものです。この記事では、その技術的な悩みを解決するためのヒントやアドバイスを紹介します。

フィニッシュポジションにおけるエルゴとの違い

エルゴ(ローイングマシン)では、正確なフォームと力強い漕ぎを意識して、フィニッシュ時にバーがみぞおちのあたりに来る位置が理想とされています。しかし、実際の乗艇では、おへそのあたりにグリップが落ちることがあり、これが不安定さを引き起こしている原因の一つです。実際の漕ぎでは、水をしっかりと押し込む感覚を持ちながら、身体全体を使ってバランスよく力を伝えることが求められます。

このように、エルゴでは理想的な位置にバーを引くことができても、実際の乗艇ではフォームの安定性を保ちながら漕ぐことが難しくなることがあります。

フィニッシュポジションの改善方法

フィニッシュポジションでおへそのあたりにグリップが落ちることを改善するためには、まずは全体的なフォームの見直しが必要です。特に、ボートで漕ぐ際には、腕だけでなく、背中や腰を使って体全体で力を加えることが重要です。このような力の使い方を意識することで、グリップの位置が自然と安定します。

さらに、ノーフェザーのドリルを続けることで、腕の力だけで漕ぐ癖を修正することができます。ノーフェザーは、オールを水中に入れてから抜けるまでの流れを意識することができ、よりスムーズに力を伝える感覚を養うのに有効です。

コーチや監督のアドバイスを反映させる

コーチや監督から「フィニッシュ時にオールの上刃が見えると力が逃げている」と言われることがありますが、これは水をしっかり押すためのアドバイスです。オールが水中でしっかりと動くように、フィニッシュポジションでしっかりと水を押し込むことを意識することが大切です。このアドバイスを実践するために、グリップの位置を見直し、腕と体全体でしっかりと力を入れられるように練習しましょう。

力を逃さないためには、上体の使い方と腰の動きを連動させることが重要です。特に、フィニッシュポジションでの上半身の動きが大きく影響しますので、上体をしっかりと使うことを意識してください。

実際の使用感や練習方法

エルゴと実際の乗艇での違いに対処するためには、エルゴでの練習を繰り返すことも有効ですが、実際のボートで漕ぐ感覚を大切にすることも必要です。ボートの上では、エルゴのように一定のフォームを保つことは難しいので、実際のフォームや力の入れ方に慣れていくことが重要です。

また、フィニッシュ時にグリップが安定しない場合、体全体での力の伝え方がうまくいっていない可能性があります。体のバランスを取りながら、力をしっかり伝える感覚をつかんでいきましょう。

まとめ

エルゴのように漕ぐことが難しい理由やフィニッシュポジションの問題は、フォームの安定性や力の伝え方が影響しています。ノーフェザーのドリルや全体的なフォームを見直すことで、より理想的なフィニッシュポジションを実現できます。コーチや監督のアドバイスを反映しながら、練習を続けていくことで、より効果的に力を伝え、安定したフォームで漕ぐことができるようになるでしょう。

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