プロレス界の伝説的タッグ「鶴龍コンビ」の誤称「鶴天コンビ」の由来とは？

全日本プロレスの黄金時代を彩った「鶴龍コンビ」（ジャンボ鶴田と天龍源一郎）。その名はファンの間で広く親しまれていますが、実は「鶴天コンビ」と誤って呼ばれたことがありました。今回はその由来と、なぜ誤称が生まれたのかを探ります。

鶴龍コンビとは？

「鶴龍コンビ」は、1983年から1987年にかけて全日本プロレスで活躍したジャンボ鶴田と天龍源一郎のタッグチームです。鶴田の「鶴」と天龍の「龍」を組み合わせた名称で、当初は「つるりゅう」と読む予定でしたが、語呂の良さから「かくりゅう」と定着しました。

「鶴天コンビ」という誤称が生まれたのは、アナウンサーの西口正さんによる実況中の言い間違いがきっかけです。実況中に思わず「鶴天コンビ」と言ってしまい、その後もしばらくその呼び名が使われることもありました。この言い間違いはプロレスファンの間では有名なエピソードとなっています。

なぜ「鶴天コンビ」という誤称が生まれたのでしょうか？一因として、鶴田と天龍が共に全日本プロレスのエースとして活躍していたことが挙げられます。両者の名前を組み合わせた「鶴天」という表現が、自然に出てしまったのかもしれません。

「鶴天コンビ」という誤称は、ファンの間で話題となり、しばらくの間使用されることもありました。しかし、公式には「鶴龍コンビ」が正しい名称として定着し、現在では誤称として語り継がれています。

「鶴龍コンビ」は、全日本プロレスの歴史において重要なタッグチームであり、その名は今も多くのファンに親しまれています。誤って「鶴天コンビ」と呼ばれたエピソードも、プロレスの歴史の一部として語り継がれています。