総合格闘技では、組みの状態で倒されないようにするためのフィジカルトレーニングが重要です。特にストライカーとして戦いたい場合、相手のタックルや組みを防ぐための強さと安定性を養うことが求められます。この記事では、組みの際に倒されにくい体を作るためのおすすめトレーニング方法を紹介します。
倒されにくくするための基本的な考え方
倒されにくい身体を作るためには、主に以下の要素が必要です。
- 筋力: 特に脚や背中、コアの筋力を強化することが重要です。
- 安定性: ボディコントロールを高め、組まれても体勢を崩さないようにします。
- 瞬発力: 相手の動きをいち早く察知し、反応できる瞬発力を養います。
これらの要素を総合的に鍛えるためには、いくつかのトレーニング方法を組み合わせて行うことが効果的です。
おすすめのトレーニング方法
次に、具体的なトレーニング方法を紹介します。以下は、各種トレーニングの目的とその利点です。
①クリーンやスナッチ、ジャーク(瞬発系トレーニング)
クリーンやスナッチ、ジャークなどのオリンピックリフティング系の種目は、爆発的な力を使うため、相手を押さえつけたり倒したりする際の瞬発力を養うのに非常に有効です。これらの種目は体全体を動かすため、バランスや安定性も同時に高めることができます。
②BIG3(ベンチプレス、デッドリフト、スクワット)
BIG3は、筋力を鍛える基本的なフリーウェイトトレーニングです。これらの種目で全身の筋力、特に下半身や背中の筋力を高めることで、組みの際の安定性が向上します。デッドリフトやスクワットは特に、相手のタックルを防ぐための強い下半身を作ります。
③マシントレーニング(スミスマシン等)
マシントレーニングは、特に初心者や筋力を高める段階では効果的ですが、フリーウェイトトレーニングよりも安定性を重視するため、あくまで補助的な役割として考えるのが良いでしょう。スミスマシンやレッグプレスなどを使用して、特定の部位を集中して鍛えることができます。
④体幹トレーニング(メディシンボールやプランク等)
体幹を鍛えることは、倒されにくい体を作るために欠かせません。メディシンボールを使ったトレーニングやプランクを行うことで、体幹の安定性を向上させ、相手と組んだときの耐久力やバランスを強化できます。体幹がしっかりしていると、相手に引き寄せられても容易に倒れません。
その他の有効なトレーニング方法
上記のトレーニングに加えて、以下の方法も有効です。
- ストレングス&コンディショニング: 体力全般を向上させるトレーニングも役立ちます。スプリントやシャトルランなどで心肺機能を高め、試合の終盤での体力低下を防ぎます。
- 実戦形式のスパーリング: 実際の試合を想定して、組みの練習を行うことも重要です。反応速度やリアルな組みの感覚を養うために、パートナーと練習することをお勧めします。
まとめ
倒されにくい体を作るためのトレーニングでは、筋力、安定性、瞬発力をバランス良く鍛えることが重要です。フリーウェイトや瞬発系トレーニングを中心に、体幹を強化するトレーニングを取り入れ、実戦形式の練習も行うことで、組みの状態でも倒されない身体を作ることができます。自分に合ったトレーニングを実施し、効果的に体を強化していきましょう。
コメント