日本の格闘技ファンに絶大な人気を誇る朝倉海選手。RIZINを主戦場としながらも、たびたび話題になるのが「UFCへの挑戦」です。もし彼が25歳の時点でROAD TO UFCに参戦していたら、果たしてランカーになれていたのでしょうか。この記事では、朝倉海の実力、海外での評価、ROAD TO UFCの仕組みなどから徹底的に考察します。
朝倉海のキャリアと25歳当時の実績
朝倉海が25歳だったのは2020年頃。当時はRIZINで絶好調の時期で、元UFCファイターの扇久保博正や佐々木憂流迦を撃破しており、日本のバンタム級で屈指の存在としての地位を確立していました。
特に、堀口恭司を1RでKOした試合は彼の評価を決定づけるものであり、国内での実力はUFCにも通用するのではないかと期待されていました。
ROAD TO UFCとはどんな大会か
ROAD TO UFCはアジア圏の有望選手をUFCに導くための登竜門的トーナメントです。勝ち抜けばUFCとの契約を獲得できるシステムであり、実力と経験を兼ね備えた選手でも、一度の敗戦でチャンスを失う厳しい舞台です。
過去には韓国のキム・ギョンホ、インドのアヌシュなどがここからUFCへステップアップしており、RIZINファイターでも類似のステップをたどる選手は多くいます。
UFC視点で見た朝倉海の評価
UFCがファイターに求めるのは、実績だけでなくスタイルや観客受けの良さも重要です。その点で朝倉海は、打撃主体でエキサイティングな試合を展開し、加えて話題性や発信力も備えているため、UFC側からしても「契約したくなる選手」であることは間違いありません。
ただし、UFCで戦うにはテイクダウンディフェンスやレスリング力の強化が必要不可欠です。RIZIN時代でもグラウンド展開で不安定な場面があったことから、総合力での評価は慎重になるでしょう。
仮に参戦していたら──ランカー入りの可能性
仮に朝倉海が25歳でROAD TO UFCに参戦していた場合、トーナメント自体は勝ち抜けた可能性が高いです。出場選手の平均的なレベルを考えると、彼の打撃力と瞬発力は抜きん出ていました。
しかし、UFC本戦に昇格後、いきなりランキング入りを果たすには連勝が求められます。バンタム級は層が厚く、アルジャメイン・スターリングやショーン・オマリーなど強豪揃い。実績を積み重ねながら中堅~上位へと徐々に登っていく形になるでしょう。
まとめ:実力的には通用、ランカー到達は段階的に
朝倉海が25歳でROAD TO UFCに参戦していれば、実力的には十分に勝ち抜けた可能性があります。そしてUFCとの契約も現実的なものでしょう。ただし、いきなりトップランカーになるには厳しい競争を勝ち抜く必要があり、本人の進化と戦略が問われる道のりとなります。
RIZINでの人気を活かしながら、今後もいつかUFCに挑戦する可能性を残している朝倉海。過去の「もしも」ではありますが、それが今後の展開にもつながる視点かもしれません。
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