走り高跳びの記録を伸ばすために、現在抱えている問題点を克服することが大切です。あなたの悩みとして挙げられている「浮きの改善」「助走のスムーズさ」「反りの上手さ」について、それぞれの課題をどのように改善していけばよいかを解説していきます。
1. 浮きの改善:太ももが当たらないようにするためのコツ
浮きがあるというのは素晴らしい兆候ですが、太もも辺りがバーに当たってしまうのは問題です。浮きのタイミングを調整し、ジャンプの高さをしっかりとキープすることが重要です。体の姿勢を少し調整し、足の引き上げを強化しましょう。ジャンプの最頂点で足をしっかりと引き上げ、体を反らすことを意識すると良いです。
また、反動を使いすぎて足がバーに近づく前に、力を抜いて「カカト」から引き上げる意識を持つと効果的です。トレーニングでは、ジャンプ後に足を引き上げる練習を強化し、浮き上がりのタイミングを意識することが大切です。
2. 助走の改善:最後の5歩のスムーズさを目指して
助走が「ちょこちょこ」となってしまう原因としては、足の使い方やリズムの取り方が関係しています。理想的な助走は、最初の勢いを最後まで持続することです。特に、最後の数歩で足を速くするのではなく、足の踏み込みを深くして反発力を得ることを意識しましょう。
練習では、ステップごとのリズムを意識し、特に最終のステップに力を込めるのではなく、しっかりと足を使ってリズムよく走ることを意識してください。助走中のフォームを意識し、ピッチを小さくしすぎず、体がスムーズに動くようにしましょう。
3. 反りの改善:しっかりとしたジャンプ姿勢の作り方
反りがうまくできない場合、ジャンプの際に体の使い方に意識を集中させる必要があります。反りを使ったジャンプを成功させるためには、体が引き上がった状態でバーを越えると同時に、胸を天井に向けるようにすると自然に反りが出ます。
この動作を習得するためには、まずジャンプ後に足を引き上げることに意識を集中し、次に体を反らせる動作を意識するように練習しましょう。また、ジャンプ力を強化するために体幹を鍛えるトレーニングを取り入れると、反りやすくなるでしょう。
まとめ
走り高跳びの記録を伸ばすためには、浮き、助走、反りの各要素を意識的に改善することが必要です。浮きを改善するためにジャンプ後の足の引き上げを強化し、助走のリズムを一定に保つことで、スムーズな助走を作ります。そして、反りをしっかりと使うことでより高いジャンプを可能にします。これらのポイントを意識したトレーニングを重ねることで、記録は確実に向上するでしょう。
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