1990年イタリアW杯グループC組で、ボラ・ミルティノビッチ監督率いる初出場のコスタリカ代表は、出場前の下馬評では「草刈り場」と見なされていました。しかし、蓋を開けてみると、堅守を軸に予想外の大躍進を見せ、グループステージを突破して決勝トーナメント進出を果たしました。この記事では、その歴史的な快進撃について振り返り、当時の思い出や意義を解説します。
コスタリカの堅守を支えたGKルイス・ガベロ・コネホ
コスタリカの堅守を象徴する選手は、GKルイス・ガベロ・コネホでした。彼の活躍は目を見張るもので、特にグループステージのスコットランド戦での完璧なセービングが光りました。コネホはその後、スウェーデン戦でも安定した守備を見せ、コスタリカの決勝トーナメント進出に貢献しました。
スコットランド戦の僅差の勝利
初戦のスコットランド戦では、コスタリカが1-0で辛勝しました。この試合では、堅い守備と効果的なカウンター攻撃が功を奏し、スコットランドの攻撃を完璧に防いだ後、貴重な1点を挙げることに成功しました。この勝利は、コスタリカにとって大会のスタートを切るうえで大きな自信となり、その後の試合へとつながりました。
ブラジル戦の惜敗とその意味
次に挑んだブラジル戦では、0-1で惜敗しました。ブラジルは世界的に見ても最強のチームであり、コスタリカは善戦しましたが、優勝候補の壁に突き当たりました。しかし、この試合で見せた堅守と粘り強い戦いぶりは、コスタリカの実力を証明するものとなりました。
スウェーデン戦の逆転勝利と決勝トーナメント進出
グループステージの最終戦となったスウェーデン戦では、コスタリカが2-1で逆転勝利を収めました。この試合では、逆境を跳ね返し、素晴らしいチームプレーで勝利を引き寄せました。これにより、コスタリカは2勝1敗という成績で、ブラジルに次ぐC組2位となり、見事に決勝トーナメント進出を果たしました。
まとめ
1990年イタリアW杯におけるコスタリカの活躍は、サッカー史における驚異的なストーリーとなりました。予想を覆す大躍進を遂げたコスタリカは、堅守を武器に世界の強豪相手に善戦し、決勝トーナメント進出を果たしました。この快進撃は、今でもサッカーファンに強い印象を与え続けています。
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