和船のデッキ補修において、ふかふかデッキを切り取り、新たにコンパネを裏材として作成する際、FRPの貼り付けを行うことがあります。このとき、コンパネの裏側に事前にFRPを貼り付ける方法について、使用するプライマーや接着方法について解説します。
コンパネとFRPの接着に適したプライマー
まず、コンパネにFRPを接着する際に重要なのが、適切なプライマーの選定です。プライマーは、FRPとコンパネの接着性を高めるために使用されますが、選択するプライマーによって効果が異なるため、注意が必要です。
ミッチャクロンは一般的に金属やプラスチックなどの接着に使用されるプライマーですが、木材やコンパネとの接着に特化したものではありません。そのため、FRPをしっかりとコンパネに接着させるためには、専用の「FRP用ウレタンプライマー」を使用することが推奨されます。
ミッチャクロンを使用する場合の注意点
ミッチャクロンを使用する場合、接着性を確保するためには、十分な下地処理が必要です。木材用のプライマーとして使用する場合は、表面をしっかりと清掃し、油分や汚れを取り除いてから塗布することが大切です。ですが、FRPとの接着に関しては専用のウレタンプライマーに劣る場合が多いため、最終的な接着力を重視するなら、専用のプライマーを選択した方が良いでしょう。
FRPとコンパネの接着のコツ
FRPをコンパネに貼る際は、以下のポイントを守るとより強固に接着できます。
- 表面の処理: コンパネの裏側はしっかりと清掃し、サンドペーパーで表面を軽く荒らすことで、接着面が広がり、接着性が向上します。
- プライマーの塗布: プライマーは薄く均一に塗布し、乾燥させた後にFRPを貼ることが重要です。乾燥時間を守ることで、プライマーの効果を最大限に引き出せます。
- FRPの貼り付け: FRPを貼る際は、空気が入らないように注意深く貼り付け、必要に応じて圧力を加えると、強い接着力を得ることができます。
まとめ
和船デッキの補修において、コンパネにFRPを貼り付ける際は、適切なプライマーを使用することが重要です。ミッチャクロンは一般的な接着に有効ですが、FRPとの接着においては専用のウレタンプライマーを使うことをお勧めします。プライマーの選定や下地処理をしっかり行うことで、より強固な接着が可能になります。
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