LSD(ロング・スロー・ディスタンス)トレーニングに慣れてきたら、次はロングジョグや距離走へと強度を上げるべきか迷っているランナーも多いでしょう。この記事では、LSDトレーニングを進めた後、どのようにトレーニング強度を上げていくかについて詳しく解説します。
LSDトレーニングの効果とその目的
LSDは、心肺機能や持久力を向上させるための効果的なトレーニング方法です。長時間低い強度で走ることにより、体が効率的にエネルギーを使う能力を高め、ランニングに必要な基礎体力を作ります。このトレーニングが安定して行えるようになったら、次のステップとして距離や強度を増やしていくことが有効です。
LSDトレーニングのメリットは、体の持久力や心肺機能の向上だけでなく、筋肉や関節の負担を少なくしながら走ることができる点です。そのため、怪我の予防にもつながります。
ロングジョグや距離走への進展
LSDトレーニングに慣れてきたら、次は「ロングジョグ」や「距離走」に取り組むことが一般的です。これらは、LSDよりも少し速いペースで、長距離を走るトレーニングです。ロングジョグでは、ペースを少し上げ、体力をさらに強化することが目標となります。
距離走も重要で、体力だけでなく、精神的なスタミナも鍛えることができます。特にフルマラソンを目指すランナーにとっては、距離を伸ばしつつ、少しずつペースを速めることが必要です。
強度を上げるタイミングと方法
強度を上げるタイミングは、個人差がありますが、LSDトレーニングで体力が安定してきたと感じた段階で、次のステップに進むことができます。大切なのは、焦らず徐々に強度を上げることです。急激に距離を増やしたり、ペースを上げすぎると怪我の原因となるので注意が必要です。
具体的には、まずは距離を10〜20kmに延ばし、ペースをLSDのペースよりも10〜20秒/km程度速く設定して走ることから始めてみましょう。徐々にペースや距離を調整しながら体を慣らしていくことが重要です。
トレーニングのバランスを取る
ロングジョグや距離走の強度を上げる際は、トレーニングのバランスを取ることも大切です。LSDトレーニングは持久力向上に有効ですが、強度を上げるためには、スピードやインターバルトレーニングも取り入れると効果的です。強度の高いトレーニングを行った後は、休息日を設けて筋肉を回復させることを忘れずに。
また、トレーニング後のストレッチやアイシングを行い、体のケアも重要です。こうしたケアを怠ると、疲労が蓄積し、怪我に繋がることがあります。
まとめ
LSDトレーニングに慣れてきたら、ロングジョグや距離走へと強度を上げていくのは効果的な進展方法です。しかし、強度を急に上げず、徐々に距離やペースを調整していくことが重要です。トレーニングの強度を上げるタイミングや方法をしっかりと考え、怪我を防ぎながら、持久力やペース向上を目指していきましょう。
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