投げ釣りにおいて天秤は、釣果に大きな影響を与える重要な道具です。特に、ブラ天秤とL型固定天秤では、当たりの伝わり方や釣り方に違いがあります。この記事では、ブラ天秤とL型固定天秤の特徴や、フロートシンカーとの組み合わせによる釣り方の違いについて解説します。
ブラ天秤とL型固定天秤の違い
ブラ天秤とL型固定天秤は、構造や使用方法が異なります。ブラ天秤は、リールのラインに対して自由に動くことが特徴で、これによりラインにかかるテンションを一定に保つことができます。一方、L型固定天秤は、天秤の先端が固定されているため、ラインに対して安定したテンションを提供します。
この違いは、当たりの伝わり方にも影響します。L型固定天秤の場合、特に「向こう合わせ」で釣れることが多く、当たりがあった際にリールで即座に合わせを入れる必要が少ない場合があります。一方、ブラ天秤では、自由に動く特性があるため、合わせを入れないと、バラシが増える可能性があります。
ブラ天秤での釣り方:合わせを入れる必要がある理由
ブラ天秤では、当たりが非常に微妙に伝わることが特徴です。ラインが動くことで魚が食いつくタイミングがわかりにくく、特に軽いアタリや小さい魚を掛ける際には合わせを入れることが重要です。リールで糸を引っ張って合わせを入れ、しっかりと魚の口にフッキングさせる必要があります。
そのため、ブラ天秤を使用する場合は、釣り人の反応速度や感覚が非常に重要となり、合わせを素早く行うことで釣果を上げることができます。
L型固定天秤との組み合わせ:向こう合わせの利点
L型固定天秤を使った釣り方では、比較的向こう合わせで釣れるケースが多いです。これは、天秤が安定しているため、魚がエサをかじった瞬間に自然に合わせが効くからです。この特性は、特に慣れていない初心者にも使いやすい方法です。
L型固定天秤を使用することで、合わせを入れなくても釣れることが多いため、釣りが楽に感じられることがあります。しかし、この方法はあくまで状況に応じたものであり、すべてのケースで効果的というわけではありません。
フロートシンカーとブラ天秤の組み合わせのコツ
フロートシンカーを使用する場合、ブラ天秤の特性を活かすことで、さらに釣りの精度を高めることができます。フロートシンカーは、仕掛けを水面に浮かせるため、エサを魚の目の前に誘導する効果があります。この際、ブラ天秤を使うことで、魚の反応をしっかりと感じ取り、即座に合わせを入れることが重要です。
フロートシンカーとブラ天秤を組み合わせる際は、しっかりとラインのテンションを調整し、微妙なアタリも逃さずキャッチすることが釣果を上げるコツです。
まとめ
ブラ天秤とL型固定天秤は、それぞれに特長があり、釣り方にも違いがあります。L型固定天秤は「向こう合わせ」で釣れることが多く、特に初心者にも使いやすいですが、ブラ天秤では合わせを入れることで確実に魚を掛けることができます。フロートシンカーとブラ天秤の組み合わせでは、合わせを入れるタイミングが重要となり、アタリを確実に感じ取る技術が求められます。
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