デラヒーバガードの練習で足を膝で潰されないための対策

格闘技、武術全般

ブラジリアン柔術を練習する中で、デラヒーバガード(De La Riva guard)は非常に強力なポジションですが、確かに相手に膝で潰されると動きが制限され、反撃が難しくなることがあります。今回はその問題に対して、どのように対処できるかを解説します。

デラヒーバガードの基本とその強さ

デラヒーバガードは、相手の片足に自分の足を絡ませることで、相手の動きを制限しながら自分のポジションを強化するガードです。このポジションは、特にボトム(下側)から相手をコントロールするために有効で、スイープやサブミッションに繋がりやすいという特長があります。

しかし、このポジションには一つ注意が必要で、相手が自分の足を膝で潰しにかかると、上手くガードを保持することが難しくなります。これを防ぐ方法をいくつか考えてみましょう。

膝で潰される原因とその対策

膝で潰される原因の一つとして、足の引き寄せや圧力がかかるタイミングがあります。相手が自分の膝を強く押し込んできた場合、足を開いたり、反対側の膝で圧をかけられることがあります。これにより、自分の足が動かしづらくなり、結果としてガードが破られやすくなります。

この問題を避けるためには、まずデラヒーバガードを取る際に、しっかりと相手の膝を抑えることが大切です。相手が膝を近づけてくる前に、自分の足を柔軟に使い、相手の膝を常に動かし続けることが重要です。

膝で潰されないためのテクニック

デラヒーバガードを維持し、相手の膝を潰させないための具体的なテクニックは以下の通りです。

  • 足を適切に使う: デラヒーバガードの足を相手の太ももや腰、または腹部にしっかりと接触させることで、膝を使っての圧力を避けることができます。
  • 体重のバランス: 体重を後ろにかけることで、相手が膝で圧をかけるのを難しくし、代わりに自分が有利な位置に体重をシフトさせることが可能です。
  • 反対足を使う: 反対の足で相手の腕や体を押さえることで、膝で潰されるのを防ぎつつ、攻撃の隙間を作ることができます。
  • 相手の膝を動かす: 相手が膝で潰しに来る前に、自分の足で相手の膝を動かすことができれば、膝での圧力を避けることができます。

練習方法と注意点

このテクニックを練習する際、特に注意が必要なのは「タイミング」と「柔軟性」です。相手が膝を押し込んでくる瞬間にすばやく反応できるよう、素早い足の動きと体重移動を意識的に練習することが重要です。

また、相手との距離感を保つために、スパーリング中は常に足を引き寄せず、膝で潰されないような位置でデラヒーバガードを取ることを心がけましょう。最初は難しいかもしれませんが、練習を重ねることで確実に習得できるはずです。

まとめ

デラヒーバガードで膝に潰される問題は、相手に圧をかけられないように足の使い方とタイミングを意識することで改善できます。自分の足を柔軟に使い、膝を抑え続けることで、このポジションをより強固にし、スイープやサブミッションへと繋げることが可能です。練習と時間をかけて、技術を磨いていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました