ドロハン化によるフロントSTIのワイヤー固定についての疑問がある方へ。フロントディレイラーのワイヤー固定位置は、チェーンの位置に合わせて調整する必要がありますが、その基本的な方法と調整ポイントについて解説します。
1. フロントディレイラーのワイヤー固定位置
フロントディレイラーのワイヤーは、チェーンがインナーギアかアウターギアのどちらの位置にあるかによって、固定のタイミングや位置が変わります。通常、インナーギア(チェーンが内側のギア)に設定してワイヤーを固定するのが基本です。
これは、チェーンがインナーギアに位置した状態でフロントディレイラーが最も内側に移動し、必要な調整が可能になるためです。
2. ドロハン化に伴う調整のポイント
ドロップハンドル化(ドロハン化)に伴い、シフトケーブルのテンションが変化するため、フロントディレイラーのワイヤー調整は非常に重要です。特にフロントSTIレバーの調整により、変速性能が大きく影響されることがあります。
シフトケーブルのテンションが強すぎる場合、変速時にフロントディレイラーが動きすぎ、逆に弱すぎる場合は適切な位置にディレイラーが移動しないため、ワイヤーの張り具合を調整することが求められます。
3. リアディレイラーとの違い
リアディレイラーのワイヤー固定位置は、チェーンがトップギアにある状態で固定することが基本ですが、フロントディレイラーはインナーギアにチェーンがある状態でワイヤーを固定するため、位置調整が異なる点に注意が必要です。
フロントディレイラーの変速をスムーズにするためには、チェーンの位置に合わせてワイヤーをしっかりと調整することが、ドロハン化においても重要なポイントとなります。
まとめ
フロントディレイラーのワイヤーを固定する基本的な位置は、チェーンがインナーギアの時です。ドロハン化による調整の際は、シフトケーブルの張り具合やフロントSTIレバーの調整を適切に行うことで、変速の精度が向上します。特にフロントディレイラーのワイヤー調整を怠らず、スムーズな変速を目指しましょう。
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