ベンチプレスで95キロを8回3セットできた場合、MAX1回でどれくらいの重量が挙げられるかという質問は、筋力トレーニングを行う多くの人々にとって関心があるものです。この記事では、ベンチプレスの1回最大挙上重量(1RM)を予測する方法と、その計算に必要な要素について解説します。
1RMとは何か?
1RM(1回最大挙上重量)は、ベンチプレスを1回だけ最大限の力を使って挙げることができる重さのことです。これを知ることで、自分の筋力のピークを把握し、トレーニング計画を立てやすくなります。しかし、1RMを実際に試すのは怪我のリスクが伴うため、予測式を使って目安を知ることが一般的です。
1RMを計算するための予測式にはいくつかの方法がありますが、よく使われるのが「Epley式」や「Brzycki式」などです。
95キロ8回3セットでの1RM予測方法
95キロを8回3セットできる場合、1RMを予測するために「Epley式」を使って計算する方法が一般的です。Epley式では、以下の計算式を使用します。
1RM = 重量 × (1 + 0.0333 × 回数)
この式を使うと、95キロを8回挙げる場合の1RMを予測できます。
実際に計算してみよう
ここで、実際に計算してみましょう。95キロを8回挙げる場合、Epley式を使うと。
1RM = 95 × (1 + 0.0333 × 8) = 95 × 1.2664 ≒ 120.33キロ
このように、95キロを8回挙げることができる場合、1RMは約120キロと予測できます。もちろん、この数値はあくまで目安であり、個人の体調やコンディション、トレーニング経験などによって多少異なる場合があります。
他の予測式による1RM計算
他にも、Brzycki式やWathan式などの予測式もあります。これらも使用することで、1RMを異なる視点から予測できます。例えば、Brzycki式では以下のように計算します。
1RM = 重量 × (36 ÷ (37 – 回数))
95キロを8回挙げる場合、この式を使うと。
1RM = 95 × (36 ÷ (37 – 8)) = 95 × (36 ÷ 29) ≒ 117.93キロ
Brzycki式で計算した場合、1RMは約118キロとなります。このように、予測式によって若干の差異が出ることもあります。
まとめ
ベンチプレスで95キロを8回3セット挙げることができる場合、1RMはおおよそ120キロ程度と予測されます。もちろん、これは予測値であり、実際の1RMを試すには注意が必要です。予測式は目安として利用し、トレーニングを通じて筋力を向上させていくことが重要です。
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