カーバッテリーの選択や性能に関する悩みは、多くの車やボートオーナーにとって重要なテーマです。特に、ツインバッテリーを使用している場合、バッテリー間の性能差がどれだけ始動性に影響を与えるかは重要です。ここでは、デルコ85D26とG&U85D26のバッテリー性能を比較し、なぜG&Uバッテリーが弱々しく回るのか、その原因について考察します。
デルコ85D26とG&U85D26の基本スペック
まず、質問者が挙げているデルコ85D26とG&U85D26のバッテリーについて、基本的なスペックを確認しましょう。デルコ85D26は実測CCA(コールドクランキングアンペア)が550、G&U85D26は実測CCA620となっており、数値的にはG&Uバッテリーが上回っています。また、使用年数にも違いがあり、デルコは2年使用、G&Uは1年使用という点も重要です。
一般的に、CCAが高いバッテリーほど、低温時や高負荷時に強力な始動力を発揮します。しかし、CCAだけではバッテリー性能を全て判断することはできません。特に、バッテリーの状態や他の要因が影響を与える場合もあります。
バッテリーの始動性に影響を与える要因
バッテリーがセルモーターを回す力には、CCAだけでなく、バッテリーの状態や充電状態が大きな影響を与えます。例えば、G&U85D26は数値的には優れているものの、実際に始動に問題が出ているということは、内部のセルが劣化しているか、充電が不十分である可能性があります。
また、バッテリーの内部抵抗や、製造時の個体差(ハズレ個体)も影響するため、スペックが高くても性能が十分に発揮されない場合があります。
さらに、ボートに積んでいる場合、水や湿気による影響、使用後のメンテナンスの状態が始動性能に影響を与えることも考慮する必要があります。
ケーブルや接続部の確認
質問者がケーブルに問題がないと確認しているものの、バッテリーの端子部分やケーブルの接続状態も再確認する価値があります。特に、端子の汚れや酸化が始動性に悪影響を及ぼすことがあります。ケーブルの接続が緩んでいると、電力が十分に供給されないため、バッテリーがフルパワーで動作しないことも考えられます。
まとめ
デルコ85D26とG&U85D26の始動性の違いは、数値的にはG&Uバッテリーが優れているにも関わらず、実際には問題があることが分かりました。この違いは、バッテリーの状態や充電状態、内部の劣化、または接続不良などの要因が影響している可能性が高いです。バッテリー性能が期待通りでない場合、まずは接続や端子部分を再確認し、それでも改善しない場合はバッテリーの交換を検討することをおすすめします。
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