最近、ビンディングデビューをしたものの、SPDシステムを使う際に足が少し動く感じがして不安定に感じることがあるかもしれません。特に、SPD-SLの安定性について気になる方も多いでしょう。この記事では、SPDとSPD-SLの違い、そしてビンディングシューズの感覚に関する疑問について詳しく解説します。
SPDとSPD-SLの基本的な違い
SPDとSPD-SLはどちらもクリート(ビンディングパーツ)をペダルに固定するシステムですが、その設計には大きな違いがあります。SPDは主にオフロード向けに設計されており、クリートが小さく、ペダルとシューズの接触部分が多いため、少しの動きでも足が動きやすいという特徴があります。一方で、SPD-SLはロードバイク向けに設計されており、クリートが大きく、ペダルとの接触面積が広いため、足がしっかりと固定され、より安定感が得られます。
そのため、SPDは足を少し動かすことができる自由度がある一方で、SPD-SLはガッチリと固定されるため、安定感が向上します。
SPDでの不安定感の原因とは?
SPDシステムで感じる不安定感の主な原因は、クリートとペダルの接触面積の少なさです。クリートが小さいため、ペダルとの接触が点でしかない場合があり、その結果、足が少し動いたり、滑ったりすることがあります。また、新品のシューズでは裏の山(クリートの摩耗部分)がしっかりとついているため、最初は少し滑る感覚を感じやすいこともあります。
このような感覚が普通である場合も多いですが、長期間使用することで摩耗が進み、足がよりしっかりと固定されるようになります。
SPD-SLでの安定感について
SPD-SLシステムは、ロードバイク向けに設計されているため、足の固定力が強く、安定感があります。SPD-SLのクリートは大きく、ペダルと接触する面積が広いため、足を動かしにくく、ガッチリと固定されます。このため、SPDよりも滑りにくく、安定したペダリングが可能になります。
SPD-SLシステムでは、足がペダルにしっかりと固定されるので、特に長時間のライドやスプリント時に足の位置がずれることがなく、効率的な力の伝達が期待できます。これにより、不安定感はほとんど感じなくなるはずです。
まとめ
SPDシステムでは、クリートとペダルの接触面積が小さいため、少し足が動いたり滑ったりすることがありますが、これは通常の現象です。一方、SPD-SLはクリートが大きく、ペダルとの接触面積が広いため、足がしっかりと固定され、安定感が向上します。もしSPDでの不安定感を解消したいのであれば、SPD-SLへの変更を検討するのも良いでしょう。
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