高校生球でセットする際に音を出さずにプレーするコツ

中学大会が終わり、高校の練習に混ざる機会が増えると、新しい環境での挑戦が待っています。その中でも、高校生用のバレーボールを使用してのプレーは、ボールの硬さや重さが異なるため、セッターとしては音が鳴らないようにするのが大きな課題となります。今回は、高校生球でセットする際に音を出さずにプレーするためのコツについて解説します。

1. ボールタッチの感覚を養う

音を出さずにセットするためには、まずボールタッチの感覚を養うことが大切です。特に高校生球は中学のものより硬く、しっかりとした力加減でボールを持つことが求められます。ボールが指に当たる瞬間に意識して、リラックスした状態で触れることが重要です。強く握りすぎず、指先でボールを扱うイメージでトレーニングを行うとよいでしょう。

練習の際は、軽いボールを使ってタッチ感覚をつかんでおくと、力を加えすぎることなく、音を減らすことができます。

2. スローセットを意識する

音が鳴る原因の一つに、セットのタイミングのズレがあります。セットのスピードが速すぎると、ボールに強い衝撃が加わり、音が鳴りやすくなります。逆に、スローセットを意識して、相手の打点に合わせてボールをしっかりコントロールしながらセットすることで、音を減らすことができます。

練習でスローテンポでセットを行うことで、ボールに無駄な衝撃を与えず、相手にスムーズなトスを届けることができます。

3. 腕の使い方を見直す

腕の使い方も、音を出さないためには重要なポイントです。腕を急に振りすぎたり、力を入れすぎたりすると、ボールに余計な衝撃が伝わり音が鳴る原因になります。セットの際は、腕を柔らかく使い、腕全体でボールを押し出す感覚を大切にしましょう。

腕の使い方を見直し、力を加えるのではなく、スムーズにボールをトスすることを意識して練習すると、音を減らすことができます。

4. セット時の位置取りを意識する

音を鳴らさないためには、セットする時の立ち位置やボールとの距離感も重要です。セッターがボールをトスする際、ボールとの距離が遠すぎると、ボールが指に当たる際に余分な力が加わり、音が鳴る原因となります。適切な距離を保ち、しっかりとボールの下に手を入れることで、音を減らしながら安定したセットが可能になります。

練習で自分の立ち位置や手の感覚を確かめながらセットしてみましょう。

5. まとめ

高校生球で音を出さずにセットするためには、ボールタッチの感覚、セットのタイミング、腕の使い方、立ち位置を意識することが大切です。これらを意識しながら練習を重ねていくことで、音を減らし、より安定したプレーができるようになります。練習の際には、焦らずリラックスして取り組むことが重要です。自分の感覚を信じて練習を続け、試合で活かせるようにしましょう。