バレー撮影におすすめの設定【SONY a6400を使った実践ガイド】

バレーボール

バレーボールの撮影は、特に動きの速いスポーツであるため、適切なカメラ設定を把握することが重要です。今回は、SONYのミラーレスカメラ「a6400」を使用したバレー撮影の設定方法について、プロのアリーナ撮影と高校体育館での撮影に分けて解説します。特に動いている選手にピントを合わせて撮影するためのポイントを紹介します。

1. アリーナでの撮影設定

プロのアリーナでは、照明が明るく速い動きが求められるため、まずシャッタースピードを高めに設定することが重要です。最低でも1/1000秒のシャッタースピードを確保することで、動きの速い選手をしっかり捉えることができます。ISOは照明条件に合わせて設定しますが、一般的にはISO 800~1600で十分です。

また、フォーカスエリアは「AF-C(連続AF)」に設定し、選手の動きに合わせてピントが変わるようにします。AFモードは「リアルタイム瞳AF」に設定すると、選手の顔にピントを合わせやすく、顔が見えないときでも体の動きに合わせて自動で追従してくれます。

2. 体育館での撮影設定

高校バレーの体育館での撮影は、光量が不足しがちなため、シャッタースピードやISOに特に注意が必要です。照明の状況に合わせて、シャッタースピードは1/500秒~1/1000秒程度を目安に設定します。もし暗い場合は、ISO感度を高めて、ISO 1600~3200に調整します。画像がノイズで乱れる場合は、少しシャッタースピードを落としてみると良いでしょう。

また、体育館では選手同士の位置が密接しているため、「ゾーンAF」や「トラッキングAF」を活用すると動く選手にピントを合わせやすくなります。AF-Cモードを維持しつつ、トラッキング機能を使ってピントが合わせ続けられるようにします。

3. 撮影モードとホワイトバランス

撮影モードは、「シャッター優先モード(S)」を選ぶと、シャッタースピードを優先して設定できるため、動きに合わせて適切な設定がしやすいです。ホワイトバランスは、アリーナと体育館では異なる照明条件があるため、それぞれの環境に合わせてマニュアルで調整します。体育館の光は黄色味が強いことがあるため、「蛍光灯」や「タングステン」などのプリセットを使って、適切な色温度に調整します。

4. 撮影時のアドバイスとコツ

バレー撮影では、動きの速いシーンをうまくキャッチするために、先読みして撮影することが大切です。特にアタックやスパイクの瞬間を撮影する際は、カメラを構えておき、選手が動き出したタイミングでシャッターを切るようにしましょう。

また、バレーの試合は選手が集まっている場面も多いので、選手同士の位置関係を意識して、画角を調整します。選手が目立つように背景をぼかしたい場合は、絞りを開放にして被写界深度を浅くすると、選手が際立ちます。

5. まとめ

SONY a6400を使ったバレーボールの撮影では、シャッタースピード、ISO感度、AFモードの設定が重要です。アリーナと体育館で異なる照明条件に対応するため、適切な設定を行うことで、動きの速い選手もしっかりと捉えることができます。また、フォーカスエリアやホワイトバランスを調整し、練習を重ねることで、より美しい写真を撮影できるようになります。

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