札幌市は、2023年12月19日に発表した通り、2030年および2034年の冬季オリンピック・パラリンピック招致活動を停止することを決定しました。これにより、札幌市の冬季五輪招致活動は事実上終了し、今後の開催に向けた動きは見込まれません。
札幌市の招致活動停止の背景
札幌市は2014年から冬季五輪招致を目指して活動を続けてきましたが、2023年11月29日に開催された国際オリンピック委員会(IOC)理事会において、2030年および2034年大会の開催地がフランスとアメリカのソルトレークシティに決定されたことを受け、札幌市は招致活動を停止する判断を下しました。さらに、2038年大会についてもスイスに優先交渉権が与えられ、札幌市の招致活動は事実上の「白紙撤回」となりました。
今後の札幌市の対応
札幌市は、冬季オリンピック・パラリンピックの招致活動を停止する一方で、ウィンタースポーツの振興や競技大会の誘致を積極的に進め、地域の活性化やまちづくりに取り組む方針を示しています。また、日本オリンピック委員会(JOC)には、将来の冬季大会の開催が可能な国の一つとして、IOCとの情報収集や関係構築等に引き続き努めるよう要望しています。
まとめ
現在のところ、札幌市が2030年以降の冬季オリンピック・パラリンピックの開催地として選ばれる可能性は低く、今後の動向については不透明です。札幌市は、招致活動の停止を受けて、地域の発展に向けた新たな取り組みを模索している状況です。
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