「朝起きて、何も食べずに有酸素運動をすると、脂肪がエネルギー源として使われて痩せる」とよく言われていますが、では筋トレを先に行った場合、エネルギー源として使われるのは脂肪なのでしょうか?今回はこの疑問について詳しく解説していきます。
1. 有酸素運動とエネルギー源
有酸素運動を行う際、空腹状態で始めると、体はまず血糖(グリコーゲン)をエネルギー源として使用し、その後に脂肪をエネルギー源として使い始めます。このプロセスは時間とともに変化しますが、体脂肪が燃焼するのは、特に有酸素運動を行っている時間が長くなるほど効果的です。
2. 筋トレ時のエネルギー源の変化
筋トレを行う際、主に使われるエネルギー源はグリコーゲン(炭水化物)です。筋トレは短時間で高強度な運動であるため、体は速やかに利用可能なエネルギー源であるグリコーゲンを使います。脂肪は主に長時間の運動や低強度な運動中に使用されるため、筋トレではエネルギー源として優先的に使われることは少ないです。
3. 筋トレ後に脂肪が使われる?
筋トレを終えた後、エネルギー源として脂肪が使われ始めます。筋トレによりグリコーゲンが消耗された後、体は脂肪をエネルギー源として使用し始めます。特に、筋トレ後に有酸素運動を行うと、脂肪の燃焼がさらに促進されることがあります。この現象は「アフターバーン効果」と呼ばれ、筋トレ後の時間帯に脂肪を燃焼しやすくするため、トレーニング全体の効果を高めることができます。
4. まとめ: 筋トレと脂肪燃焼の関係
筋トレを先に行った場合、エネルギー源としては主にグリコーゲンが使われますが、筋トレ後には脂肪を燃焼しやすい状態になります。筋トレと有酸素運動を組み合わせることで、脂肪燃焼をより効果的に行うことができます。空腹時の有酸素運動も脂肪を燃焼する効果がありますが、筋トレ後の脂肪燃焼も非常に重要です。
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