筋トレ後にプロテインを飲む習慣は広く浸透していますが、「筋トレをしない日でも飲んで良いのか?」と疑問を持つ人は少なくありません。ここでは、プロテインの働きや飲むべきタイミング、余剰分がどうなるのかについて詳しく解説します。
プロテインは「筋肉の材料」になる栄養素
プロテインはタンパク質を効率よく摂取できるサプリメントであり、筋肉・皮膚・髪など身体の構成に欠かせない栄養素です。筋トレ後の摂取が注目されがちですが、実際には日常的に必要とされる栄養素であり、筋トレをしていない日でも体の回復や維持に役立ちます。
特に筋トレ翌日は「超回復」と呼ばれる筋肉修復のプロセスが進むため、休養日でも十分なタンパク質を摂取することが重要です。
筋トレをしていない日に飲んでも太るのか?
プロテインはあくまで食品であり、摂りすぎればカロリーオーバーになります。その結果、余剰分が脂肪として蓄積される可能性はあります。しかしこれは「プロテインだから太る」のではなく、総摂取カロリーが消費カロリーを上回った場合に起こる現象です。
例えば、1杯あたり約100kcalのホエイプロテインを追加したとしても、食事全体で必要なカロリーに収まっていれば脂肪になることはありません。
筋トレをしない日のおすすめ摂取方法
筋トレオフの日は活動量が少ないため、プロテインを飲むタイミングを工夫すると良いでしょう。朝食でタンパク質が不足しがちな人は朝に、間食代わりに取り入れるのもおすすめです。
また、筋肉修復を促進するためには就寝前の摂取も効果的です。ゆっくり吸収されるカゼインプロテインなどを選ぶと、夜間の体づくりに役立ちます。
実際の摂取量の目安
厚生労働省が推奨する1日のタンパク質必要量は体重1kgあたり約1.0gですが、筋トレをする人は体重1kgあたり1.5〜2.0gが目安とされています。例えば体重70kgの人なら、105〜140gが目標量となります。食事から摂れる量を確認し、不足分をプロテインで補うのが理想です。
例:朝食・昼食・夕食で計80g摂取できていれば、残りをプロテインで補う形が最も効率的です。
まとめ
筋トレをしていない日でもプロテインを飲むことは問題なく、むしろ筋肉修復の観点から重要です。ただし、摂りすぎれば脂肪に変わる可能性があるため、1日の総摂取カロリーとタンパク質のバランスを意識することが大切です。プロテインは「トレーニングの日専用」ではなく、日常生活の中で不足を補う便利な栄養源として賢く活用していきましょう。
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