テニスラケットのストリング選びや張り方は、プレースタイルや求める性能に大きく影響します。特に、バボラのRPMパワーのようなポリエステル系ストリングでは、スイートスポット周辺の捻れが気になることがあります。この記事では、RPMパワーを使用している際に見られる横糸の捻れ問題と、それに対処する方法について解説します。
バボラRPMパワーの特徴と問題点
バボラのRPMパワーは、スピン性能が高く、パワーのある打球を提供するため、攻撃的なプレースタイルに適したストリングです。しかし、ポリエステル製のストリングはテンションによっては、横糸が捻れやすいという特性があります。この捻れが、ボールの飛び方やスピンに影響を与えることがあり、特にスイートスポットで捻れが発生すると、打球感が悪化する可能性があります。
丸型ストリングと多角形ストリングの違い
ストリングには、丸型や多角形の形状があります。丸型ストリングは一般的に使われる形状で、比較的安定した打球感を提供します。一方、多角形ストリングはスピン性能を高めることが特徴で、エッジが鋭くボールをしっかりと捉えることができます。しかし、この形状が逆に捻れを引き起こす要因となる場合があります。
丸型ストリングは、その形状から捻れにくい特性があります。したがって、スイートスポット周辺での捻れ問題が気になる方は、丸型ストリングの使用を検討すると良いでしょう。
捻れ問題への対処法
RPMパワーにおける捻れを減少させるためには、いくつかの対策があります。
- ストリングテンションの調整: テンションが高すぎると、横糸が捻れやすくなる傾向があります。少しテンションを低めに設定することで、捻れを抑えることができます。
- ストリングの選択: 丸型ストリングを選ぶことで、捻れを減少させることができます。RPMパワーのような多角形ストリングでも、丸型の代替として人気のあるモデルを選ぶと効果的です。
- 張り方の工夫: ストリングの張り方において、クロス方向の張りを少し緩めに設定することで、捻れを防ぐことが可能です。
実際に試した解決方法の効果
実際に、あるテニスプレーヤーがRPMパワーを使用していて、スイートスポット周辺の横糸が捻れる問題に悩んでいました。その選手は、テンションをやや低めに設定し、ストリングの種類を丸型に変更することで、捻れ問題が大幅に改善されました。特に、丸型ストリングに切り替えることで、安定した打球感とスピン性能のバランスが取れ、プレーに大きな違いが生まれました。
まとめ
RPMパワーのような多角形ストリングでは、スイートスポット周辺で横糸が捻れることがありますが、丸型ストリングに変更することで、この問題を解決できます。また、テンションの調整や張り方の工夫も効果的な対策となります。自分のプレースタイルや求める性能に合わせて、ストリングやテンションを選ぶことで、より快適なプレーができるでしょう。


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