ポジションがまばらでもベストナインに選ばれない可能性はあるか?打撃成績が圧倒的な場合の評価基準

プロ野球

野球で圧倒的な成績を残した選手でも、ポジションがまばらであるためにベストナインに選ばれないことはあるのでしょうか?打率5割や本塁打70本という化け物成績を記録した場合でも、守備位置が固定されていないことが選考にどのような影響を与えるのか、詳しく見ていきます。

ベストナインの選考基準とは?

ベストナインは、各ポジションで最も優れた選手を選出する栄誉ある賞ですが、その選考基準は打撃成績だけではありません。守備の安定性やポジションの重要性も重要な要素となります。そのため、打撃成績が突出していても、守備において他の選手に劣ると評価されることがあります。

また、ベストナインではポジションごとに選手が選ばれるため、ポジションが不確定な選手、つまり守備位置が複数回変更された選手は選ばれにくい傾向があります。固定されたポジションでの安定したプレーが評価されるためです。

ポジションがまばらでも選ばれるケース

もちろん、打撃成績が圧倒的であれば、守備の重要性が多少軽視される場合もあります。例えば、指名打者(DH)ポジションを主に担う選手や、ポジションに柔軟性を持つ選手が打撃で圧倒的な活躍をした場合、ベストナインに選ばれることもあります。

例えば、大谷翔平選手は投打で活躍し、ポジションが固定されていないにも関わらず、圧倒的な打撃成績と投手としての実力で選出されています。こうした例からも、成績が抜群であれば、ポジションの固定化は必ずしも選考においてマイナスにはならないことが分かります。

ポジションの安定性が選考に与える影響

一方で、ポジションの安定性が重要であることは間違いありません。ベストナイン選出においては、特に守備やチームの守備体系における貢献が評価されます。ポジションがコロコロ変わると、その選手の守備評価は安定しにくく、守備固めや特定のポジションでの貢献度が低いと見なされることもあります。

さらに、ベストナインではそのポジションの守備範囲が評価されるため、定位置で安定してプレーをすることが評価ポイントとなることが多いです。これがポジションがまばらな選手にとってはハードルとなる理由です。

成績だけではなく、チームの貢献度も重要

ベストナインの選考では、選手個人の成績だけでなく、チーム全体のパフォーマンスも重視されることがあります。チームの順位や勝敗にも影響を与える選手が選ばれることが多く、打撃成績が良くてもチームの成績が低い場合、他のポジションで安定した成績を残している選手が選ばれる可能性が高くなります。

また、ポジションの安定性が評価される理由として、選手が固定ポジションで安定して出場し続けることが、チームの戦術において重要な要素であるためです。これにより、選手個人だけでなく、チーム全体のバランスが取れた状態が保たれます。

まとめ

打率5割、本塁打70本という化け物成績を残しても、ポジションがまばらである場合、ベストナイン選出には影響があることが分かります。守備の安定性やチームへの貢献度が評価されるため、ポジションを固定せずにプレーする選手は、評価基準を満たすのが難しいことがあります。しかし、圧倒的な打撃成績や投打両方で活躍する選手の場合、その成績がポジションの柔軟性を凌駕することもあります。最終的には、その選手の総合的な貢献度が選考において重要な役割を果たします。

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