2ストローク50馬力船外機がエンストする原因と解決策

ヨット、ボート

1年ぶりにエンジンを始動させたところ、ギアを前進に入れると回転数が下がり、そのままエンストしてしまうという問題が発生しているようです。エンジン自体はセル1発でかかり、チョークで回転数が上がることから、キャブや燃料、プラグが原因でない可能性もあります。この記事では、このようなトラブルの原因と対策について解説します。

エンジン回転数が下がる原因

エンジンがセルで始動することは正常ですが、ギアを入れると回転数が下がりエンストしてしまう場合、主に以下の原因が考えられます。

  • ガソリンの劣化:ガソリンは長期間放置すると劣化し、エンジンに十分な燃料が供給されなくなります。特に1年以上経過している場合、燃料を新しいものに交換することをお勧めします。
  • キャブレターの不具合:キャブレターが汚れていたり、部品が劣化していると、燃料が適切に供給されず、エンジンが力強く回らないことがあります。
  • アイドルスクリューの調整不良:アイドル回転数が低すぎると、ギアを入れたときにエンジンがストールすることがあります。アイドルスクリューの調整が必要です。

キャブレター、燃料、プラグのチェック

キャブレターが問題でない可能性が高いと考えられますが、念のため以下のチェックを行ってみてください。

  • 燃料の交換:古いガソリンを使用している場合、燃料を新しいものに交換してみてください。エタノール混合のガソリンは劣化しやすいため、特に注意が必要です。
  • プラグの状態確認:プラグが汚れていたり、劣化している場合、正常に火花を飛ばせないことがあります。プラグを確認し、必要ならば交換してください。
  • キャブレターの清掃:キャブレターのジェットやフロートを清掃し、燃料の流れが正常か確認します。

アイドル回転数の調整とギアの確認

エンジンのアイドル回転数が低すぎる場合、ギアを入れた際に回転数が下がりエンストすることがあります。アイドル回転数の調整方法は以下の通りです。

  • アイドルスクリューの調整:アイドルスクリューを少しずつ回して回転数を上げ、エンジンが安定するように調整します。
  • ギアの問題:ギアの歯車が摩耗している場合、回転数が急激に下がることがあります。ギアの状態を確認し、問題があれば修理を検討してください。

まとめ:エンジンがエンストする原因とその対策

エンジンがエンストする原因は複数考えられますが、まずはガソリンの交換とプラグ、キャブレターの点検を行い、アイドル回転数を適切に調整することが重要です。また、ギアの状態やエンジンの設定を再確認し、エンジンが安定して動作するように調整を行うことをお勧めします。

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