高校ボクシングの階級が2025年度より変更されることが発表されました。これにより、選手や指導者、保護者の方々にとっては、今後の大会参加やトレーニング計画に影響を及ぼす重要な情報となります。以下に、新しい階級構成と導入時期について詳しく解説します。
新階級構成の導入について
2025年度から、全国大会の一部において、世界標準の「WB(ワールドボクシング)階級」が導入されることが決定しました。これにより、男子エリートと女子エリートの両カテゴリーで、10階級制が採用されます。具体的な階級は以下の通りです。
男子エリート | 女子エリート |
---|---|
フライ級(47kg超~50kg) | ライトフライ級(45kg超~48kg) |
バンタム級(50kg超~55kg) | フライ級(48kg超~51kg) |
ライト級(55kg超~60kg) | バンタム級(51kg超~54kg) |
ウェルター級(60kg超~65kg) | フェザー級(54kg超~57kg) |
ライトミドル級(65kg超~70kg) | ライト級(57kg超~60kg) |
ミドル級(70kg超~75kg) | ウェルター級(60kg超~65kg) |
ライトヘビー級(75kg超~80kg) | ライトミドル級(65kg超~70kg) |
クルーザー級(80kg超~85kg) | ミドル級(70kg超~75kg) |
ヘビー級(85kg超~90kg) | ライトヘビー級(75kg超~80kg) |
スーパーヘビー級(90kg超+) | ヘビー級(80kg超+) |
これらの階級は、2025年4月1日から2026年3月31日までの全国大会において適用されます。なお、国民スポーツ大会もWB新階級に合わせて調整中とのことです。
導入時期と対象大会
WB階級の導入は、2025年度の全国大会から開始されます。具体的には、全日本選手権大会、全日本社会人選手権大会、全日本女子ジュニア選手権大会などが対象となります。これらの大会では、従来の階級から新しい階級への移行が行われます。
一方で、全国高校総体(岡山インターハイ)や全国選抜大会などの高校生向け大会では、現行の階級が維持されることが発表されています。これらの大会では、選手が新旧の階級構成に適応する必要はありません。
選手への影響と注意点
新しい階級構成の導入により、選手は自身の体重に最適な階級を選択することが重要となります。特に、階級間の体重差が小さいため、減量や体重管理の方法を見直す必要があるかもしれません。
また、指導者は選手の体重変動に注意し、適切なトレーニングと栄養管理を行うことが求められます。選手と保護者は、体重の増減が健康に与える影響を十分に理解し、安全な方法で体重調整を行うよう心掛けてください。
まとめ
2025年度からの高校ボクシングの階級変更は、選手や関係者にとって大きな変化となります。新しい階級構成と導入時期を正確に把握し、適切な準備を行うことが成功への鍵となります。最新情報や詳細については、日本ボクシング連盟の公式発表をご確認ください。
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