鯉のウキ釣りを21尺の振出へら竿で行う場合、道糸やハリスの選択が重要です。特に、鯉のサイズや釣り場の状況により、使用する道糸やハリスの号数が変わることがあります。今回は、21尺の振出竿を使用する際の道糸とハリスの選び方について詳しく解説します。
道糸の選び方
道糸は、鯉のサイズや引きの強さに対応できる強度が必要です。一般的には、3号から4号の道糸が推奨されています。これにより、鯉の引きに耐えることができ、釣りの中でのやり取りを楽しむことができます。さらに、道糸の素材としては、ナイロンやフロロカーボンがよく使われます。ナイロンは伸びがあり、引きに対して柔軟性を持っていますが、フロロカーボンは透明度が高く、水中で目立ちにくい特性があります。
3号の道糸を使用すれば、比較的小さな鯉から中型の鯉まで対応可能ですが、4号を使用することで、大きな鯉にも十分対応できます。状況に応じて、強度を選択することが重要です。
ハリスの選び方
ハリスは、道糸と同様に鯉の引きに耐えられる強度が必要です。多くの釣り人は、1.5号から2号のハリスを使用しています。これにより、繊細さと強度を兼ね備えた釣りが可能です。ハリスが細すぎると、強い引きに耐えられず切れる可能性があるため、適切な太さのハリスを選びましょう。
1.5号から2号のハリスは、鯉が掛かった際に強く引っ張られても、耐久性を発揮しつつ、適度なしなりを持っているため、釣りやすさを損なうことなく使用できます。ハリスの長さは、一般的に30cmから40cm程度で設定しますが、釣り場の状況や鯉の活性によって調整が可能です。
道糸とハリスのコンビネーション
道糸とハリスの号数を合わせることで、釣りの強度と繊細さをバランスよく保つことができます。たとえば、3号の道糸を使う場合は、1.5号から2号のハリスを合わせるのが一般的です。この組み合わせにより、引きの強い鯉にも対応できる上に、ハリスが切れにくく、安定した釣りが可能となります。
また、釣り場やシーズンによって、道糸とハリスを少し太くすることで、耐久性を高めることも一つの手段です。特に、荒れた水面や流れの強い場所では、道糸やハリスの号数を調整することが釣果に影響を与えることがあります。
まとめ
21尺の振出竿を使用した鯉のウキ釣りでは、道糸とハリスの号数の選択が重要です。一般的には、3号から4号の道糸、1.5号から2号のハリスが推奨されます。鯉の引きに対応するため、強度と繊細さのバランスを取りながら、釣り場の状況に合わせて適切な号数を選ぶことが成功の鍵となります。
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