硬式テニスのガット選び:スピンと耐久性を考慮したおすすめガット

テニス

テニスのガット選びは、プレイスタイルや好みによって大きく変わります。今回は、小学6年生の選手が求める「スピンの掛けやすさ」と「もう少し硬いガット」を考慮した選択肢を提案します。現状、ウィルソンのウルトラ100Lにテクニファイバーの「XR3」と「TGV」を使用しており、メイン45ポンド、クロス43ポンドでのテンション設定です。ここで問題となっているのは、ガットの切れやすさと、プレイヤーが感じているスピン性能と硬さのバランスです。

1. スピンと耐久性を両立するガット選び

スピンを掛けやすいガットを求める場合、ポリガット(ポリエステル素材)やナチュラルガットが最適ですが、耐久性が求められるシチュエーションではナイロン製のガットも選択肢に入ります。特に「XR3」と「TGV」は両方ともナイロン系のガットであり、適度な柔軟性とスピンの掛かり具合が特徴です。しかし、耐久性を重視し、さらにスピン性能を向上させるためには、ポリエステル系のガットやその混合タイプを試すことも有効です。

例えば、ポリエステルとナイロンの混合ガットである「テクニファイバーのX-ONE Biphase」や、全ポリエステルタイプの「Luxilon Alu Power」などが良い選択肢となるでしょう。これらのガットはスピン性能を向上させると同時に、耐久性も強化されています。

2. 硬さの調整について

「もう少し硬いガット」を求める場合、ポリエステル系のガットが適しています。ポリエステルガットは、ナイロンガットに比べて硬く、コントロール性能に優れるため、特に試合で精密なショットを求められる場合に効果的です。ただし、硬いガットは腕にかかる負担も増加するため、身体への負担も考慮しながら選択することが重要です。

ポリエステル系のガットを使用する場合、テンションを少し高めに設定することで、硬さと耐久性をさらに強化できます。ただし、硬さが強調されると衝撃が増し、肩や肘に負担をかけることもあるため、バランスを取ることが大切です。

3. メインとクロスのガットの選択

現在、メイン45ポンド、クロス43ポンドで設定されているガットのテンションですが、このテンションの違いはスピン性能に影響を与えます。スピンをさらに強化したい場合は、メインとクロスのテンションを少し調整して、メインのテンションを若干高めにすることも効果的です。

例えば、メイン47ポンド、クロス45ポンドなどで調整することで、スピン性能を維持しつつ、コントロール性も高めることが可能です。また、ポリエステル系のガットの場合、テンションを少し低めにすると、衝撃吸収性が向上し、打球感が柔らかくなります。

4. おすすめガットとテンション設定

おすすめするガットは、ポリエステル系の「Luxilon Alu Power」や、「Babolat RPM Blast」が非常に人気があります。これらのガットはスピン性能が非常に高く、耐久性も優れています。テンションについては、メイン48ポンド、クロス46ポンドの設定を試してみると、バランスが良いでしょう。

また、ナチュラルガットに挑戦してみることも一つの方法です。ナチュラルガットは、柔らかさとパワーを提供し、特にスピンをかけやすくする効果があります。ナチュラルガットとポリエステルガットの混合ガットも試す価値があります。

まとめ

スピン性能と耐久性を重視し、もう少し硬いガットを求めるのであれば、ポリエステル系のガットに変更し、テンション設定を調整することが良い結果を生むでしょう。特に「Luxilon Alu Power」や「Babolat RPM Blast」などは、非常に高いスピン性能と耐久性を誇ります。自分のプレイスタイルに合ったガットとテンションを選び、試合でのパフォーマンス向上を目指しましょう。

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