ドジャースの山本由伸投手は、2025年9月12日のジャイアンツ戦で7回1失点の好投を見せましたが、打線の援護がなく、また救援投手の不調も重なり、チームは延長戦でサヨナラ負けを喫しました。なぜ、山本のような好投手でも勝利を手にできないのでしょうか?
山本由伸の好投と打線の沈黙
山本はこの試合で、7回を91球、1安打、1四球、10奪三振の成績を記録しました。直球の最速は97.8マイル(約157.3キロ)をマークし、緩急をつけた投球で打者を翻弄しました。しかし、打線はジャイアンツ先発バーランダーに抑えられ、7回にマイケル・コンフォートのソロ本塁打による1点のみで、山本に勝ち星をつけることができませんでした。
救援投手の不調と試合の行方
山本に代わって登板したジャック・ドライヤーは8回を三者凡退で完璧な投球を見せましたが、9回にはブレイク・トライネンが登板し、満塁のピンチを招きました。続くタナー・スコットは、サヨナラ満塁本塁打を浴び、試合を決定づけられました。スコットは今季、期待外れの成績が続いており、ドジャースの救援陣の不安定さが浮き彫りとなっています。
監督の見解とチームの現状
ロバーツ監督は、スコットの不調について「本人はすごく苦しいと思う。こういう時に助け合えるチームだと思うので、全員でカバーしていきたい」とコメントしています。また、山本の降板についても、解説者から「7回終了時点で91球なら、あとアウト6つ取れるのでは?」との声が上がりましたが、監督は「球数に執着しないといけない時代になってしまっている」とし、継投策を選択しました。
まとめ
山本由伸投手の好投が報われない現状は、打線の援護不足と救援投手の不調が影響しています。チーム全体での連携と、各投手の安定したパフォーマンスが求められます。今後の試合で、山本の投球に応える打線と、信頼できる救援陣の活躍が期待されます。
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