ロードバイクのパーツ選びは非常に重要で、特にクランクは自転車の走行性能に大きな影響を与えるパーツの一つです。クラリスから105にアップグレードを考えている方、さらにCUESのクランクが気になっている方も多いでしょう。この記事では、105とCUESのクランクが互換性があるかどうか、そしてクランク交換に必要な工具について解説します。
105とCUESクランクの互換性
まず、Shimanoの105シリーズとCUESシリーズは、どちらもシマノのコンポーネントですが、互換性に関しては注意が必要です。105とCUESは、それぞれ異なるクランク規格を使用しています。具体的には、105はシマノの「Hollowtech II」規格を採用しており、CUESは「Hollowtech II」の最新バージョンに近い形ですが、微妙に違う点があります。
そのため、CUESのクランクを105のクランクセットに取り付ける場合、互換性の問題が発生することがあります。特に、BB(ボトムブラケット)の規格やシェル幅の違いによって、取り付けに支障をきたす場合があります。具体的には、CUESのクランクを105に取り付けるためには、CUESと105のBB規格が一致するかを確認する必要があります。
クランク交換に必要な工具
クランクを交換するためには、専用の工具が必要です。特に、クランクボルトを緩めるための工具や、BBを取り外すためのツールが不可欠です。以下に代表的な工具を紹介します。
- クランク抜き工具: クランクを取り外す際に必須となる工具です。これがないと、クランクをボトムブラケットから外すことができません。
- トルクレンチ: クランクボルトを締める際に必要です。適切なトルクで締めることが重要で、トルクレンチを使うことで正確に締め付けることができます。
- ボトムブラケットツール: ボトムブラケットの交換には専用ツールが必要です。これを使って、ボトムブラケットをしっかり取り外すことができます。
- レンチセット: 一部のクランクボルトは特殊なレンチを使って締める必要があります。レンチセットを持っていると、よりスムーズに作業できます。
クランク交換時の注意点
クランク交換時にはいくつかの注意点があります。まず、BBの規格やシェル幅に注意し、互換性のあるパーツを選ぶことが重要です。また、クランクを取り付ける際は、トルクレンチを使用して適切なトルクで締めることを忘れないようにしましょう。
交換作業中は、汚れや異物が入り込まないように注意し、ボトムブラケット周りを清潔に保つことが大切です。さらに、作業後は再度ボルトの締め付けトルクを確認し、安全に走行できるようにしてください。
まとめ
105とCUESのクランクは、互換性に関して慎重に選ぶ必要があります。特にBB規格やシェル幅の違いに注意し、適切なパーツを選ぶことが重要です。また、クランクの交換には専用の工具が必要で、トルクレンチやクランク抜き工具を使って慎重に作業を進めることが求められます。
自転車のパーツ交換は安全性に直結するため、作業を行う際は十分な準備と確認を行いましょう。
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