中学から高校にかけて、砲丸投げの重さが2.72㎏から4.00㎏に変わり、投げ方に違和感を感じることがあります。特に「押す」動作ができていないという感覚に悩んでいる方も多いでしょう。この記事では、砲丸投げで「押す」感覚を習得するためのポイントと練習法を解説します。
砲丸投げにおける「押す」とは?
砲丸投げでは、「押す」という動作が非常に重要です。これを簡単に説明すると、砲丸を前方に投げる際、腕や肩を使って「押し出す」力を伝えることを指します。しかし、重い砲丸を使う場合、この感覚がうまくできないことがよくあります。
「離す」感覚が強くなる理由は、体重移動が不足していることや、腕の使い方が不適切な場合に起こります。しっかりと「押しだす」ためには、体全体を使った力の伝達が重要です。
「押す」ために意識すべき体の使い方
砲丸投げで「押す」感覚を身につけるためには、体全体の力を利用することが必要です。特に足腰の力を使って、しっかりと地面を蹴り、体全体を前に押し出すことが大切です。
また、肩や腕だけでなく、下半身からの力を腕に伝えることを意識しましょう。これにより、力強く「押しだす」感覚が得られ、投げた砲丸がより遠くへ飛びます。
練習法:フォームの確認と改善
まずは自分の投げ方を見直し、フォームを改善することから始めましょう。グライドの動作がうまくできていない場合、足元や体の使い方に原因があることが多いです。足をしっかりとグライドポジションに持っていき、腰を使って体を回転させることを意識します。
具体的な練習としては、軽い砲丸やバーベルなどを使って、腕の力だけでなく体全体を使った動きを反復練習することが効果的です。また、コーチや先輩からアドバイスを受け、フォームのチェックをしてもらうことも大切です。
体力と筋力の強化
砲丸投げの「押す」動作は、体力と筋力の向上によっても改善されます。特に肩や腕の筋力を強化するために、ダンベルやバーベルを使ったトレーニングを行いましょう。また、下半身の筋力も重要ですので、スクワットやデッドリフトなど、足腰を鍛えるトレーニングも並行して行うことが効果的です。
これにより、投げる際のパワーが増し、「押す」動作がよりスムーズになります。体力の向上が自信にも繋がり、投げる力も増すでしょう。
まとめ
砲丸投げで「押す」感覚を身につけるためには、体全体を使った力の伝達が重要です。特に、足腰の力を使って、肩や腕の力にうまく伝えることが必要です。練習法としては、フォームの改善と筋力強化を中心に行い、効率的に投げられるようにしましょう。
重い砲丸に慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、練習と体力の向上を重ねることで、必ず「押す」感覚を習得できます。自分のペースで練習を続けて、目標の距離を目指しましょう。
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