釣り初心者の方からよくある質問に、スピニングリールに糸を巻く際に生じる巻き量の問題があります。特に、下巻きにナイロン糸を使用し、PE糸を巻く際にスプールのエッジをオーバーしてしまうという悩みがあります。この記事では、その原因と解決策について詳しく解説します。
1. スピニングリールの糸巻きにおける基本的な理解
スピニングリールに糸を巻く際、特にPE糸を使用する場合は、ナイロン糸を下巻きとして使用することが一般的です。この方法により、PE糸の滑りを抑え、糸の巻き癖を防ぐことができます。しかし、下巻き量やPE糸の巻き方によっては、スプールのエッジを越えて巻いてしまうことがあります。
ストラディック4000MHGのようなスピニングリールでは、PE1号を200メートル巻くことができますが、下巻きのナイロン糸をどのように巻くかによって、最終的な巻き量に影響が出ることが多いです。
2. どうして糸がオーバーしてしまうのか?
質問のケースでは、下巻き54mという計算をしたにも関わらず、PE1号を200m巻くとスプールのエッジをオーバーしてしまうという問題が発生しています。この原因は、以下のようなことが考えられます。
- ナイロン下巻きの厚み: ナイロン糸はPE糸に比べて厚みがあるため、下巻きが多すぎるとその分PE糸の巻ける量が減少します。
- スプールの容量の認識ミス: 各リールのスプールには最大巻き量がありますが、その容量を越えて巻いてしまうと、スプールのエッジを越えてしまう可能性が高くなります。
- 糸の伸び具合: PE糸はナイロンに比べて伸びにくいですが、巻き方によっては糸に余分なテンションがかかり、スプールに不均等に巻かれてしまうことがあります。
3. 解決策:下巻き量とPE糸の調整
この問題を解決するためには、以下のような対策を取ることが有効です。
- 下巻き量の調整: 下巻きはスプールの容量を考慮して適切な量に調整します。例えば、ナイロン下巻きは巻きすぎないようにし、PE糸を200m巻けるようにするには、下巻きは少なめに設定します。
- スプールの容量を確認する: リールのスペックに基づいて、最大巻き量を確認し、それを越えないようにします。
- 糸のテンションを一定に保つ: 糸を巻く際にテンションを均等に保ちながら巻くことが重要です。テンションが不均等だと、糸が緩んだり、巻きすぎたりする原因になります。
4. 1×12速の対応に必要なホイール選び
また、1×12速システムへの変更を考えている場合、ホイールとスプロケットの対応も重要です。1×12速に対応したホイールやスプロケットを選ぶことで、スムーズなギアチェンジが可能になります。特に、12速用のハブやディスクブレーキが必要となるため、購入前に必要な部品の確認をしておくことが大切です。
5. まとめ
スピニングリールに糸を巻く際に、下巻きとPE糸の調整をうまく行うことで、スプールのエッジを越えることなく、効率的に糸を巻くことができます。また、1×12速のシステムを導入する際は、ホイールやスプロケットの選定にも注意が必要です。これらの点を踏まえ、今後の釣りがより快適になるよう調整していきましょう。


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