マレスHUBの一体型BCDを使用していたが、ジャケット部分が故障して新しくBCDを購入した場合、元のBCDからレギュレータを取り外して再利用したいというケースがあります。この記事では、レギュレータを取り付ける際に注意すべき点やポートの数について、そして複数のホースを接続する際のアドバイスを提供します。
1. BCDの取り外しと再利用方法
まず、マレスHUBからレギュレータを取り外すことは可能ですが、注意が必要です。BCD自体は浮力を提供する役割を持つ装置であり、レギュレータはその中の一部として接続されています。そのため、レギュレータを別のBCDに移動させること自体は技術的には可能ですが、作業には慎重な取り扱いが必要です。
レギュレータの取り外し後は、交換したいBCDの取り付け箇所に合わせて、ポートにレギュレータを接続する準備をします。適切な接続方法やホースの長さを確認しましょう。
2. 1stステージ、2ndステージ、オクトパス、残圧計、インフレーターホースの接続
レギュレータの1stステージに2ndステージ、オクトパス、残圧計、インフレーターホース、さらにドライスーツ用中圧ホースを取り付ける場合、ポートが足りるかどうかが心配になります。一般的に、1stステージには6つのポートがあり、そのうちのいくつかは、通常、2ndステージ、オクトパス、残圧計、インフレーターホース用として使用されます。
もしポートが足りない場合、ドライスーツ用中圧ホースとインフレーターホースを共有する方法が考えられます。この場合、切り替え用のバルブなどを使用することが必要です。あるいは、ホースの取り回しを変更することで、他のポートを確保することもできます。
3. 7ミリのBCDとホースの共有について
もし7ミリのBCDを選ぶ場合、上下の接続部分が非常に密に重なり、動きが制限される可能性があります。特に、手持ちの5ミリや3ミリのジャケットを合わせる場合、胴回りが非常に厚くなり、動きが困難になることがあります。このため、ホースの配置や接続部分の圧迫を避けるために、ホースの長さや取り回しに注意が必要です。
動きやすさを重視する場合、5ミリのウェットスーツとジャケットを適切に組み合わせて、必要な部分だけを7ミリにするのも良い選択です。
4. ウェットスーツ端の保護加工:切りっぱなし vs 丸っこい加工
ウェットスーツの端部分の処理については、切りっぱなしと丸っこい加工(エッジシール)があります。切りっぱなしにすると、端がほつれて耐久性に問題が生じることがありますが、丸っこい加工を施すと、耐久性が向上し、長期間使用することができます。
特に頻繁に使用する場合は、丸っこい加工を施しておくと、ウェットスーツが長持ちし、快適に使用できるのでおすすめです。
5. まとめ
マレスHUBのBCDからレギュレータを取り外して再利用する際、ポート数やホースの配置、動きやすさに配慮する必要があります。特に、ホースの取り回しや使用する機器の適切な選定を行い、快適で安全なダイビングができるように準備を整えましょう。また、ウェットスーツの端処理についても、長期的な使用を考慮して適切な加工を施すことをおすすめします。
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