MMA(総合格闘技)において、ミドルやローキックのブロック方法として「対角線の腕を使う」というテクニックがあります。例えば、相手の左足で蹴られたミドルを左手でブロックするという方法です。この方法がなぜ効果的で、どのような理由で使われるのかを解説していきます。
ミドルやローキックのブロック方法の基本
ミドルキックやローキックをブロックする基本的な方法は、足の外側を相手の蹴りに対して盾のように使うことです。一般的に、キックのブロックには「内側で受ける」「外側で受ける」「腕で受ける」などいくつかの方法がありますが、MMAでは相手の蹴り足に対してどのように反応するかが重要です。
対角線の腕で蹴りをブロックするというのは、特に素早く動くことができ、かつ相手のキックの力を効果的に受け流す方法として活用されています。
なぜ対角線の腕でブロックするのか?
相手の左ミドルキックを左手でブロックする理由は、まず体のバランスを保ちやすいためです。蹴りが来る方向と反対側の手でブロックすることで、より強い安定感を持つことができます。
また、対角線の腕でブロックすることで、キックが当たった際に腕だけでなく肩や体全体で衝撃を吸収しやすくなります。この方法は、ただ単に腕で受けるのではなく、体全体で力を分散させることにより、ダメージを最小限に抑えることができます。
ブロック時の体の動きとバランス
キックをブロックする際、腕だけでなく体全体の動きとバランスが非常に重要です。対角線でブロックする場合、通常は腰を少しひねって、体を守る体勢を取ります。これにより、キックのインパクトを和らげ、相手の蹴り足をしっかり受け止めることができます。
また、ブロック後の反応を素早くするために、腕だけでなく肩や体全体を使ってキックを受け流し、ブロック後に即座に反撃できるようにすることも大切です。この動きが、MMAでの打撃の流れを作りやすくします。
対角線を使ったブロックの練習方法
対角線を使ったブロックは、タイミングと体の使い方が重要なテクニックです。練習時には、まずは相手のキックの速度とタイミングを覚え、次に自分の体の使い方を意識して反応できるようにしましょう。
また、ペアワークで練習する際には、相手の蹴りを予測して体の角度を変えることを意識し、ブロック後にすぐに攻撃を仕掛けることを習得すると効果的です。これにより、実戦で素早い反応ができるようになります。
まとめ:対角線を使ったミドル・ローキックのブロック方法
相手のミドルやローキックをブロックする際に、対角線の腕を使う方法は、安定感とダメージの吸収、反応の速さなどの点で非常に効果的です。体全体を使ってブロックし、ブロック後に素早く反撃するための練習を積むことで、MMAでの試合において重要な防御技術を身に付けることができます。


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