ゴルフでフックボールに悩んでいる方々には、打ち方だけでなくクラブ選びも大切なポイントです。特にシャフトの選び方や調整によって、スイングやボールの挙動に大きな違いが出ることがあります。本記事では、フックボールに悩んでいる方が試すべきシャフトの選び方について解説します。
フックボールとシャフトの関係
フックボールとは、ボールが左に大きく曲がるショットのことです。フックが出る原因としては、スイングのクセやインパクト時のフェースの開閉が関係していますが、シャフトの特性も影響を与える場合があります。特にシャフトの硬さや調子(アクション)が、ボールの飛び方や曲がり方に影響を与えることがあります。
例えば、シャフトが硬すぎると、スイング中に手元が動きにくく、インパクト時にフェースが開きやすくなります。一方、シャフトが柔らかすぎると、逆にフェースが閉じてフックが出やすくなることもあります。
シャフト選びのポイント
特にフックボールに悩んでいる方におすすめするのは、シャフトの「調子」を選ぶことです。調子とは、シャフトのしなりの具合を指し、元調子や先調子、中調子などがあります。元調子のシャフトは、クラブヘッドの動きを重視するため、フックボールを抑えるのに有効です。
一方で、チーピンが出やすい場合は、先調子や中調子のシャフトにしてみると良いかもしれません。これらのシャフトは、インパクト時のフェースの開閉を抑え、安定したボールを打つことができます。
タイトリストのDI5Sとベンタスブルー5Sの違い
質問者が挙げているシャフト、タイトリストのDI5Sとベンタスブルー5Sの違いについても触れておきましょう。DI5Sは比較的硬めのシャフトで、フックボールを抑えるためには有効ですが、スイングが安定していない場合には逆にチーピンが出やすくなる可能性もあります。
一方、ベンタスブルー5Sは少し柔らかめのシャフトで、手元の動きがやや多くなるため、安定感が必要な方には少し扱いにくいかもしれません。どちらのシャフトも試し打ちを行って、ボールの挙動を確認することが大切です。
フックボールを抑えるためにできること
シャフトだけでなく、スイングの改善も必要です。フックボールが出る原因としては、スイング軌道の内から外に振り切ってしまうことが挙げられます。これを修正するためには、外から内にスイングを心がけることが有効です。また、アドレス時にフェースを少し開いておくこともフックを防ぐ一つの方法です。
さらに、アイアンやドライバーでもフックに悩んでいる場合は、クラブの長さやライ角を調整することも効果的です。特にフックが強く出ると感じる場合は、クラブのライ角を少しアップライトにして、インパクト時のフェース角度を調整すると良いでしょう。
まとめ
フックボールに悩んでいる場合、シャフトの選び方や調整は非常に重要です。硬さや調子に応じてシャフトを選び、試し打ちを重ねることが解決への近道となります。また、スイングの改善と併せて、クラブの長さやライ角の調整も試してみる価値があります。自分に合ったクラブとスイングを見つけることが、フックボールを抑えるための最良の方法です。


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