筋トレをしていると、ダンベルとバーベルを使ったエクササイズで重さの違いが気になることがあります。特に、15kgのダンベルでダンベルプレスを行った時と、20kgのバーベルでベンチプレスを行った時に感じる重さの違いについては、多くのトレーニーが経験する疑問です。この記事では、その違いがなぜ生じるのか、またどのようにトレーニング効果に影響を与えるのかについて解説します。
1. ダンベルプレスとベンチプレスの違い
ダンベルプレスとベンチプレスは、どちらも胸筋を鍛えるエクササイズですが、使用する器具と負荷のかかり方が異なります。ダンベルプレスでは、ダンベルを片手ずつ持つため、両腕で個別に重量を持ち上げることになります。一方、ベンチプレスはバーベルを使って両手で同時に重さを上げるため、動作が異なります。
この違いが、同じ重量でも重さの感じ方に影響を与える理由の一つです。ダンベルプレスは、腕や肩を個別に使うため、安定性が求められ、より多くの筋肉を使うことになります。そのため、バーベルプレスと比較して、より負荷を感じることがあります。
2. 片手ずつの負荷と全体の支え
ダンベルプレスを行う場合、片手ずつ重さを持ち上げるため、バーベルを使ったときよりも安定させるのが難しく、体幹や肩の筋肉が追加で使われます。このため、同じ重量でも重さを感じやすくなることがあるのです。
逆に、ベンチプレスでは両手でバーベルを支えるため、体全体で重さを支える感覚が強くなり、重さを均等に分散できるため、ダンベルプレスよりも比較的重さを感じにくいことがあります。
3. 筋肉の使い方の違い
ダンベルプレスとベンチプレスは、使われる筋肉の範囲にも違いがあります。ダンベルプレスでは、胸筋を中心に、肩や腕の筋肉も多く使われます。さらに、ダンベルを持ち上げる際には、手首や肘の角度を微調整する必要があり、これが安定性を要求します。
一方、ベンチプレスでは胸筋をメインに、肩や腕の筋肉も使いますが、ダンベルプレスほどの微調整が少なく、より大きな力を使ってバーベルを押し上げます。このため、ベンチプレスはより多くの重量を持ち上げやすくなるのです。
4. 筋トレ効果の比較
どちらが効果的かは目的によって異なりますが、ダンベルプレスは筋肉のバランスを整える効果が高く、体幹や安定性を向上させるために有効です。対して、ベンチプレスはより重い重量を扱うことができ、筋肉の最大パワーを引き出すことができます。
それぞれのエクササイズにおいて、重さの感じ方が異なるため、自分の目的に合わせたトレーニングが重要です。もし、重量を増やすことを目的とするなら、ベンチプレスを取り入れ、筋肉の安定性やバランスを重視するなら、ダンベルプレスを取り入れるとよいでしょう。
5. まとめ:ダンベルとバーベルの違いを理解する
15kgのダンベルプレスと20kgのバーベルプレスでは、確かに感じる重さに違いがありますが、その違いは器具の使い方や筋肉の使い方に起因しています。ダンベルプレスではより多くの筋肉を使うため、重量を重く感じやすく、ベンチプレスではバーベルを使って全体で支えるため比較的軽く感じることが多いです。
トレーニングの効果を最大化するためには、両方のエクササイズをバランスよく取り入れ、それぞれの特徴を活かすことが大切です。
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