ゴルフスイングにおいて、アウトサイドインの軌道（俗にいう首切り）やグリップの影響は非常に重要です。特に、ストロンググリップ（強いグリップ）を使うことで、スイングにどのような影響が出るのか、ドローボールが出るのかどうかについて解説します。
ストロンググリップとは？
ストロンググリップとは、グリップの手のひらを強く、または体の方に向けて握るグリップ方法です。この握り方は、ゴルフクラブのフェースを閉じやすくし、ボールに右回転をかけてドローボール（右から左に曲がるボール）を打ちやすくする特徴があります。
ストロンググリップを使うと、手首や腕が自然にインサイドからスイングしやすくなり、ドローボールを生み出すことが可能です。ただし、これが本当に機能するかどうかは、スイングの軌道や腕の使い方に大きく依存します。
アウトサイドインの軌道とその影響
アウトサイドインの軌道（俗に言う「首切り」）は、クラブヘッドがスイングの上で外側から内側に向かって動く動きです。この軌道は、スライスボール（左から右に曲がるボール）を打ちやすくします。なぜなら、クラブフェースが開きやすくなるため、ボールに余計な左回転がかからず、右回転が強くなりスライスを生みます。
アウトサイドインの軌道とストロンググリップを組み合わせた場合、ボールに強い左回転（ドロー）をかけるのは難しくなることがあります。なぜなら、ストロンググリップがボールを左に引っ張るため、アウトサイドイン軌道によるスライス回転が打ち消されることなく、逆にボールが右に曲がってしまう可能性があるからです。
ドローボールが出るためにはどうすれば良いか？
ドローボールを打つためには、ストロンググリップだけではなく、スイングの軌道がインサイドアウトになっていることが重要です。インサイドアウト軌道とは、クラブが体の内側から外側に向かってスイングされる動きで、これができれば自然にドローボールを打つことができます。
そのため、ストロンググリップを使いつつ、インサイドアウト軌道でスイングを行うことがドローボールを打つコツです。実際にスイングを調整し、インサイドから打ち出す感覚を身につけることが求められます。
まとめ：ドローボールを打つためのコツ
ストロンググリップを使うことで、ドローボールを打つ確率が高くなりますが、スイング軌道も重要な要素です。アウトサイドイン軌道ではスライスが出やすく、ドローボールにはつながりにくいことがあります。ドローボールを打ちたいのであれば、インサイドアウト軌道を意識し、ストロンググリップと合わせて練習することが大切です。自分のスイングに合ったグリップと軌道を見つけることが、ドローボールを打つ鍵となります。
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