真夏の渓流釣りでは、アブの攻撃に悩まされることがよくあります。特に、メジロアブが大発生する地域では、その対策が釣りの成功に直結します。この記事では、アブ対策としてよく使われる方法と、「ビニールテープ・キムチ作戦」の効果について解説します。
アブ対策の基本的な方法
アブ対策にはいくつかの方法があります。一般的な対策としては、まず「長袖、長ズボンで肌の露出を極力控える」ことが挙げられます。これにより、アブが直接肌に触れるのを防ぐことができます。しかし、夏の渓流釣りでは、熱中症のリスクもあるため、通気性の良い素材や速乾性のある服を選ぶことが大切です。
さらに、「虫よけ剤」を使用することも有効です。市販の虫よけスプレーやクリームを使うことで、アブの寄り付きやすさを大幅に減らすことができます。ただし、効果が切れることもあるため、こまめに塗り直すことが重要です。
メジロアブのピーク時期と対策
メジロアブが大量に発生するのは、お盆の時期がピークです。この時期は、釣りを控えるのも一つの選択肢ですが、どうしても釣りをしたい場合は、標高が高い渓流や、アブがいない地域に行くことをおすすめします。特に、山間部や高地ではアブの発生が少ないことが多いため、快適に釣りを楽しむことができるでしょう。
また、ピーク時期の釣りでは、「オニヤンマ」などの捕食者を活用する方法もあります。オニヤンマはアブの天敵であるため、釣り場に多く生息している地域では、自然にアブの数が減少することもあります。
「ビニールテープ・キムチ作戦」の効果
あるフライフィッシング愛好者が提案した「ビニールテープ・キムチ作戦」という方法は、アブ対策として興味深いものです。この方法では、アブが集まりやすい膝周りにビニールテープをぐるぐる巻きつけ、その上からニンニクの臭いがするキムチを持参してニンニク臭を漂わせるというものです。
実際の効果については賛否が分かれていますが、ビニールテープで膝周りを密封することによって、アブの刺す対象を減らす効果があると言われています。また、ニンニクの臭いがアブを遠ざけるという話もありますが、これはあくまで一部の釣り人の体験談に過ぎません。科学的に証明された方法ではないため、効果の有無は個人の体験に依存します。
その他のアブ対策アイデア
アブ対策として試す価値のある方法には、以下のようなものもあります。
- アブ専用のネット帽子を着用する
- アブ避け用のフィールドガードを使う
- 天然のアブ除けオイルやハーブを使用する
これらは比較的手軽に実践できる方法で、特に長時間釣りをする場合には、効果的な対策となります。
まとめ
真夏の渓流釣りにおけるアブ対策は、服装、虫よけ剤、場所の選定など、複数の方法を組み合わせることが重要です。特に、メジロアブが大発生する時期には、高地に移動することや、オニヤンマなどの自然の力を利用することが効果的です。
「ビニールテープ・キムチ作戦」については、興味深いアイデアですが、科学的な裏付けはなく、個人の体験に依存する部分が多いので、試してみる価値はあるものの、他の方法との併用をおすすめします。


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