中学三年生で陸上を始めたばかりのあなたが感じる、走り方の意識やフォームに関する疑問は非常に重要です。今回は、ランニング時の意識やフォーム、そしてピッチとストライドのバランスについて、さらに接地時の感覚に関するアドバイスを紹介します。
1. 走る意識について: ストライドとピッチのバランス
走るときの意識は、ストライド(歩幅)とピッチ(足の回転)をどのように使うかによって変わります。ストライドを意識して走ることは、ペースを保ちながら距離を伸ばすために有効ですが、あまり大きくし過ぎると無理が生じ、疲れやすくなります。反対にピッチ(足を速く回転させる意識)を強くすると、疲れにくくなりますが、スピードが落ちる可能性があります。
最適な走り方を見つけるには、ストライドとピッチのバランスが重要です。まずは自分の体格や筋肉に合わせたリズムを作り、実際に走ってみて最も楽で、かつ速い走り方を探していきましょう。
2. 走る意識の変化と接地時の感覚
意識して走ること自体は間違いではありませんが、無意識で走る感覚も大切にしたい部分です。無理に大きく走ろうと意識してしまうと、フォームが崩れることが多くなり、逆に効率が悪くなる場合もあります。接地時の感覚は、地面をしっかりと押すことが大事ですが、力を入れ過ぎないことが重要です。
過度に力を使って地面を押し過ぎると、足の筋肉が無駄に使われてしまいます。地面をしっかりと捉えつつ、自然なリズムで足を運ぶことが、長時間走る上では大切です。
3. ピッチかストライドどちらを意識すべきか?
ピッチとストライドのどちらを意識するべきかは、走る距離や目的によって異なります。短距離であればピッチ(足の回転数)を意識し、高速で足を回転させることが重要です。長距離であれば、ストライド(歩幅)を適切に保ちながらペースを一定に保つことが大切になります。
特にスプリントではピッチを意識し、短い時間で足を速く回すことが求められます。長距離ではストライドを調整し、無理なく走ることが求められます。
4. 接地時の感覚と地面を押す感覚について
接地時に「地面を押す感覚」があるのは、ある程度は問題ありません。ただし、力を入れすぎてしまうと、体のバランスを崩す原因になりかねません。接地時にしっかりと地面を捉えつつ、次の動作にスムーズに繋げる感覚が理想的です。
足を地面に着けた際、無理に地面を押すのではなく、地面を「感じる」ことを意識しましょう。これにより、フォームが安定し、無駄な力を使わずに走ることができるようになります。
5. まとめ
走る意識に関しては、ストライドとピッチのバランスを意識し、接地時には無理に力を使わず自然な走りを心掛けることが大切です。最初は試行錯誤が必要ですが、練習を通じて自分に最適な走り方を見つけ、陸上競技のパフォーマンス向上を目指しましょう。


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