1982年、藤波辰爾の「飛龍7番勝負」に対抗して開催された「ウルトラ7番勝負」。このシリーズは、ウルトラセブンと日本のプロレスラーたちとの対決という異色の企画でした。今回は、ウルトラ7番勝負の結果やそのインパクト、そしてビデオソフトとしての販売可能性について詳しく解説します。
ウルトラ7番勝負の対戦カードとその結果
ウルトラセブンと対戦したのは、大仁田厚、ドスカラス、ヘクターゲレロ、マイクデービス、チャボゲレロ、リスマルク、マイティ井上といった、実力派のレスラーたちでした。結果はウルトラセブンの2勝5敗という結果に終わりましたが、それでも注目されたのは、その試合内容と対戦相手の豪華さでした。
特に、1982年7月9日の熊本市水前寺体育館大会では、ウルトラセブンが大仁田厚と対戦し、そのインパクトはファンの記憶に深く残りました。ウルトラセブンのキャラクターとプロレスのスタイルがうまく融合したこのシリーズは、当時のプロレスに新たな風を吹き込みました。
飛龍7番勝負に対抗したインパクト
藤波辰爾の「飛龍7番勝負」は、1982年に行われた伝説的なシリーズであり、ウルトラ7番勝負はその影響を受けて開催されました。飛龍7番勝負が名勝負と評価される中で、ウルトラ7番勝負もファンの間で一定の関心を集めましたが、試合結果やストーリー展開においては飛龍7番勝負に匹敵するものにはなりませんでした。
それでも、ウルトラセブンというキャラクターがプロレスリングの中でどれほど大きな影響を与えたかは見逃せません。ウルトラセブンというヒーローがリングに登場することで、子どもから大人まで多くのファン層が集まり、そのインパクトは強烈でした。
ウルトラ7番勝負がビデオソフトとして発売された場合の可能性
ウルトラ7番勝負がビデオソフトとして発売されていたら、その売り上げはかなりのものだった可能性があります。1980年代初頭、プロレスのビデオソフトは徐々に人気が高まりつつあり、特に藤波辰爾やウルトラセブンのような知名度の高い選手が登場するシリーズは、確実にファンの関心を引いたでしょう。
また、ウルトラセブンというキャラクターの人気と、プロレスの試合が融合した点も大きな魅力であり、当時の映像メディアでの需要は十分にあったと考えられます。特に当時のプロレスファンにとって、ウルトラセブンの試合を自宅で観られるというのは大きな魅力だったでしょう。
ウルトラ7番勝負の需要と評価
ウルトラ7番勝負は、その内容こそ藤波辰爾の「飛龍7番勝負」と比較すると結果的にはインパクトに欠ける部分もありましたが、エンターテイメントとしては十分に楽しめるものでした。ウルトラセブンが対戦相手との接触でどれだけのエネルギーを発揮したか、その試合の面白さやドラマ性はプロレスファンにとって大きな魅力だったに違いありません。
当時のファンが求めていたのは、ただの格闘技の試合だけでなく、キャラクター同士の対決という新しい形のエンターテイメントでした。ウルトラセブンというキャラクターが登場したことで、その需要はかなりあったと言えるでしょう。
まとめ
ウルトラ7番勝負は、藤波辰爾の「飛龍7番勝負」に対抗した形で開催されたものの、結果としては2勝5敗という結果に終わりました。しかし、そのインパクトは大きく、当時のプロレスシーンに新たな風を吹き込んだと言えます。もしビデオソフトとして発売されていたら、かなりの需要があったと考えられ、プロレスファンにとっては貴重な記録となったことでしょう。
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