リムブレーキから機械式ディスクブレーキへのアップグレード方法

自転車、サイクリング

現在リムブレーキロードを使用していて、機械式ディスクブレーキにアップグレードしたいと考えている方に向けて、必要なパーツを紹介します。ディスクブレーキに変えることで、天候や路面の状況に関わらず、安定した制動力を得られますが、アップグレードにはいくつかの重要な要素を考慮する必要があります。

ディスクブレーキに必要なパーツ

リムブレーキからディスクブレーキへ変更する際、フレーム、フォーク、ホイール、ブレーキ、ディスク以外にもいくつかのパーツを購入する必要があります。特に重要なのは、ディスクブレーキ用の適切なレバーと、ホイールに適したディスクハブです。これらは互換性が必要ですので、選択時には注意が必要です。

1. ディスクブレーキ用のレバー

現在シマノのティアグラを使用している場合、ディスクブレーキに対応したレバーを新たに購入する必要があります。ティアグラのレバーは、通常のリムブレーキ用のレバーとディスクブレーキ用のレバーは異なり、ディスクブレーキには専用のレバーが必要です。シマノでは、ティアグラや105、アルテグラ、デュラエースなど、ディスクブレーキ対応のレバーをラインアップしています。

レバー選びでは、手のひらのフィット感や、ブレーキの引き具合もチェックポイントです。ディスクブレーキ用のレバーは、リムブレーキ用とは異なり、制動力の調整が少し異なるため、使い勝手の良さも重要です。

2. ホイールの選定

ディスクブレーキには、ディスク専用のホイールが必要です。リムブレーキ用のホイールとは異なり、ディスクブレーキ用のホイールにはディスクローターを取り付けるための取り付け穴が必要です。ホイール選びでは、ディスクローターの取り付け規格(6ボルト、センターロックなど)にも注意しましょう。

ホイールにはカーボンやアルミニウム製など様々な素材があり、用途や予算に応じて選ぶことができます。ディスクブレーキ用のホイールには、ブレーキ性能が向上するメリットがありますが、特に長時間のライディングや悪天候時にはその恩恵が顕著です。

3. ブレーキキャリパーとディスクローター

機械式ディスクブレーキには、専用のブレーキキャリパーとディスクローターが必要です。ブレーキキャリパーはフレームに取り付け、ディスクローターはホイールのハブ部分に取り付けます。

ディスクローターのサイズや素材も重要な要素です。サイズは通常160mmから203mmまでありますが、使用するフレームやホイールに合ったサイズを選ぶ必要があります。また、ローターの素材にはステンレス、カーボン、アルミニウムがあり、それぞれ異なる特性があります。

4. ケーブルとその他の小物

ディスクブレーキに変更する際は、ケーブルやアウターワイヤーの長さも適切に調整する必要があります。ケーブル類はディスクブレーキ専用のものを選ぶことをお勧めします。また、ブレーキの効きを調整するためのパッドや、工具が必要になる場合があります。

まとめ

リムブレーキから機械式ディスクブレーキにアップグレードするためには、レバー、ホイール、ディスクローター、ブレーキキャリパー、ケーブルといった複数のパーツを購入する必要があります。これらのパーツが適切に互換性を持つことが重要です。アップグレード後は、天候に関係なく安定したブレーキ性能を得ることができ、安全性が向上します。

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