1983年、全日本プロレスでウルトラセブンという覆面レスラーがリングに上がり、当時「たった1回しか実現しなかった」という“フォン垂涎カード”が話題を呼びました。そのカードとは、2月23日の「ウルトラセブン vs ドスカラス」と、5月14日の「ウルトラセブン vs マイク・デービス」。42年前の時を超えて、「もしも生で観られたならどちらを選ぶか?」という問いは、ファンの想像力を刺激します。この記事では、それぞれの試合の背景や魅力を比較しながら、観戦の観点から選ぶならどちらかを考察してみます。
ウルトラセブン vs ドスカラス(1983年2月23日@大阪・高石臨海スポーツセンター)
この試合は、ウルトラセブンが国内で強敵ドスカラスと相対するカードとして話題を呼んだものとされています。ドスカラスはルチャ・リブレ出身の実力者であり、その華麗な技術と攻撃力がウルトラセブンとの対戦に重厚感をもたらしました。
このカードの魅力は、「仮面レスラー vs 技の名手」というプロレスファンのロマンを感じさせる構図にあります。覆面レスラーの存在感、技術的な攻防、そして緊張感ある展開…この時代ならではのプロレスのエッセンスが凝縮されていたでしょう。
ウルトラセブン vs マイク・デービス(1983年5月14日@東京・後楽園ホール)
マイク・デービスはアメリカを拠点に活動した海外勢であり、全日本プロレスにも参戦歴があります。[参照: ウィキペディア「Mike Davis」] この試合は、覆面レスラーのウルトラセブンが“異国の刺客”と拳を交えるという夢のカードでもありました。
海外レスラーとの対戦という意味では、国際色豊かなものとなる可能性が高く、リング上の攻防や異なるスタイルのぶつかり合いに期待が抱けます。また、後楽園ホールという格闘技舞台の聖地での開催という点も、観戦体験としての魅力を高めます。
観戦するならどちら? 比較視点からの選び方
観戦者の視点で選ぶなら、以下のような比較ポイントが決め手となるでしょう。
- ローカル vs 国際性:ドスカラス戦は日本国内レスラー同士の技術攻防が中心となる可能性が高く、マイク・デービス戦は海外レスラーとの異種対決という刺激があります。
- 会場・雰囲気:大阪・高石というローカル会場はアットホームな雰囲気が想像される一方、後楽園ホールは大舞台での興奮が期待できます。
- 希少性・話題性:“たった1回しか実現しなかった”という点では、どちらも貴重ですが、覆面レスラーが海外からの刺客と戦うというロマン性を重視するならマイク・デービス戦に軍配を上げたいところです。
筆者なら選ぶなら――答え
もし自分が当時その場に居られたなら、私は「ウルトラセブン vs マイク・デービス(1983年5月14日・後楽園ホール)」を選びます。その理由は、覆面レスラーというミステリアスな存在が、海外レスラーとの異なるスタイルと対峙するドラマ性、そして後楽園ホールという舞台の持つ緊張感を体感したいからです。
まとめ
1983年という時代背景、ウルトラセブンという覆面レスラーの存在、そして対戦相手の性格という観点で見ると、「ドスカラス戦」は技術重視・国内線の名勝負構成、「マイク・デービス戦」は国際性・ドラマ性重視のカードと言えます。もし生で観られたなら、私は後者を選びたいと思います。皆さんはどちらを選びますか?


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