プールで目を洗う上向きの蛇口「洗眼器」の名称と使用上の注意点

プールで目を洗うための上向きに水が出る蛇口は、一般的に「洗眼器（Eye Wash Station）」と呼ばれます。かつてはプールサイドに設置され、目に入った塩素やゴミを洗い流すために使用されていました。しかし、現在ではその使用が推奨されなくなっています。

洗眼器とは？

洗眼器は、プールから上がった際に目を洗うための設備で、上向きに水が出る蛇口の形状をしています。昭和・平成初期には、プールサイドに必ず設置されており、目の健康を守るために使用されていました。

使用が減少した理由

近年、洗眼器の使用が減少した主な理由は、目の健康への認識の変化です。水道水で長時間目を洗うと、目の粘膜を保護する成分が洗い流され、角膜を傷つける可能性があることが分かっています。そのため、現在では洗眼器の設置が減少し、使用も推奨されなくなっています。

現在の目のケア方法

現在では、プール後の目のケアとして、以下の方法が推奨されています。

• ゴーグルの使用：プールに入る際は、ゴーグルを着用することで、目に水が入るのを防ぎます。
• 人工涙液の点眼：目が乾燥したり、異物が入った場合は、防腐剤無添加の人工涙液を点眼することで、目を保護します。
• 目をこすらない：目に異物が入った場合でも、手でこすらず、流水で優しく洗い流すことが大切です。

まとめ

プールで目を洗う上向きの蛇口は「洗眼器」と呼ばれ、かつては目のケアとして使用されていました。しかし、現在ではその使用が推奨されておらず、代わりにゴーグルの使用や人工涙液の点眼などが推奨されています。目の健康を守るためには、これらの方法を実践することが重要です。