ディーゼル船内外機の冷却水洗浄方法と整備について

ヨット、ボート

船外機から船内外機(ボルボエンジン+ドライブ)に乗り換えた際、冷却水の取り扱いや整備方法に関して疑問が生じることがあります。特に陸上での係留時、エンジン始動や航行後の洗浄について、どのように冷却水を使用しているのか、ディーゼル船内外機の洗浄が必要かどうかについて解説します。

船外機と船内外機の冷却水システムの違い

船外機では、通常、冷却水を水道ホースを使って所定のポートに接続し、内部を洗浄します。これにより、エンジン内部の塩分や汚れを洗い流すことができます。しかし、船内外機(特にボルボエンジン+ドライブ)では、冷却システムが異なるため、洗浄方法も変わってきます。

船内外機の冷却システムでは、エンジンの水冷システムが使用されるため、陸上での洗浄や冷却水の供給が必要になります。通常、陸上での整備時や航行後の洗浄では、専用のホースを使用して外部から冷却水を供給します。

ディーゼル船内外機の冷却水洗浄方法

ディーゼル船内外機の場合、冷却水の供給が重要です。ボルボエンジン+ドライブの船内外機では、通常、エンジン起動後に冷却水を供給することが必要です。航行後は、エンジン内部を清潔に保つために冷却水を使用して洗浄します。

洗浄時には、専用の冷却水供給ポートにホースを接続し、エンジンを稼働させた状態で水を流します。これにより、エンジン内部の冷却システムに残った塩分や汚れを取り除きます。これを行うことで、エンジンの長寿命化と安定した性能を維持することができます。

ディーゼル船内外機の洗浄が必要かどうか

ディーゼル船内外機には、船外機のように水道ホースを直接接続するタイプの洗浄方法はありませんが、冷却水の循環を利用してエンジン内部を洗浄する必要があります。エンジン内の冷却水が循環しているため、航行後や整備後に冷却水の供給を行い、エンジン内部を清潔に保つことが推奨されます。

漁業者や多くのボートオーナーが洗浄を行わない場合もありますが、定期的な洗浄はエンジンの性能向上や長期間の使用において重要です。特に塩分が多い海域での運行後は、冷却水による洗浄がエンジンの故障防止に役立ちます。

船内外機の冷却水供給と整備における注意点

船内外機の冷却水供給時には、エンジンを十分に温めてから洗浄を行うことが重要です。冷却水供給ポートを適切に接続し、水道ホースを確実に取り付けることを確認してください。また、冷却水の供給後は、エンジンをしばらくアイドリング状態で運転し、水を循環させることをおすすめします。

整備時には、冷却水の供給が不足しないように十分に注意し、ホースやポートが詰まっていないか確認することが大切です。これにより、エンジン内の冷却システムが正常に機能し、劣化や故障を防ぐことができます。

まとめ

ディーゼル船内外機(ボルボエンジン+ドライブ)の冷却水洗浄は、船外機と異なり、専用の冷却水供給ポートを使用して行います。航行後にはエンジン内部を洗浄することが推奨されており、定期的な洗浄がエンジンの長寿命化に寄与します。エンジン起動後に冷却水を供給し、洗浄を行うことで、エンジン内部を清潔に保ち、性能を維持することができます。

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