SRAMのGX DH 1x X-HORIZONリアディレイラーをシマノのコンポーネントが搭載されているバイクに取り付けることができるのか、そしてLINKGLIDEチェーンを流用する際の注意点について解説します。バイクパーツの互換性は重要なポイントであり、間違った選択をすると性能が十分に発揮できない可能性もあるため、確認しておくことが必要です。
SRAM GX DH 1x X-HORIZON リアディレイラーの特徴
SRAMのGX DH 1x X-HORIZONリアディレイラーは、特にダウンヒル用に設計された高耐久性のリアディレイラーです。特徴的なのは、X-HORIZONテクノロジーを採用し、シフティング性能を向上させることにあります。これにより、激しい走行でも正確な変速が可能です。
また、チェーンガイドなしで安定したチェーン保持力を提供するため、シングルギアのセットアップに適しています。しかし、このディレイラーはSRAMの1xシステムに合わせて設計されています。
シマノのコンポーネントとの互換性
シマノとSRAMは異なるドライブシステムを採用しており、リアディレイラーとその他のコンポーネントの互換性に注意が必要です。具体的には、シマノのコンポーネントとSRAMのディレイラーを組み合わせる場合、いくつかの制約があります。
- フリーボディとスプライン: シマノのHGスプラインはSRAMのフリーボディとも互換性がありますが、ドライブトレインの設定によっては一部調整が必要な場合があります。
- シフトケーブル: シマノとSRAMではシフトケーブルの動きが異なるため、ケーブルの張り具合や調整に気を付ける必要があります。
- チェーン幅: SRAMとシマノでは、チェーンの設計がわずかに異なるため、チェーンの選択が重要です。LINKGLIDEチェーンは耐久性が高いため、使用することはできますが、SRAM用のチェーンと比較して微細な差が生じることがあります。
LINKGLIDEチェーンの使用について
LINKGLIDEチェーンは、特に耐久性を重視した設計となっており、スムーズで安定した走行を提供します。安価でありながら高い耐久性を誇るため、トレイルやダウンヒルライダーに好まれています。
シマノとSRAMではチェーンの設計に若干の違いがあり、リンクの形状やクリンチングの強度が異なることがあるため、SRAMのシステムに合わせて微調整を行うことが求められます。LINKGLIDEチェーンをシマノコンポに使用する場合、チェーンの長さやテンションの調整も重要です。
取り付けの際に気を付けるべきポイント
SRAM GX DH 1x X-HORIZONリアディレイラーをシマノのコンポーネントに取り付ける場合、以下の点をチェックすることが大切です。
- リアディレイラーハンガー: 取り付けるバイクのリアディレイラーハンガーが標準的なものか確認しましょう。特殊なハンガーが必要な場合もあります。
- シフトケーブルの調整: シマノとSRAMではケーブルの張力が異なるため、シフトケーブルを適切に調整する必要があります。
- チェーンの選定: シマノのコンポにLINKGLIDEチェーンを使用する際、チェーンの長さや互換性を確認しましょう。特に、変速時のスムーズさを確保するためには、チェーンの適切な選定が重要です。
まとめ
SRAM GX DH 1x X-HORIZONリアディレイラーはシマノのコンポーネントに取り付けることが可能ですが、シフトケーブルやチェーンの調整に注意が必要です。LINKGLIDEチェーンはその耐久性から流用可能ですが、シマノとSRAMの違いを考慮し、適切な調整を行うことが重要です。
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