メジャーリーグ観戦を目的にアメリカを訪れる際、多くの人が気にするのが「治安の良し悪し」です。アメリカは都市ごとに犯罪率の差が大きく、MLB本拠地の中でも安心して楽しめる場所と注意が必要な場所が存在します。この記事では、治安が良いとされるMLBの本拠地都市を中心に紹介します。
1. サンディエゴ・パドレス（カリフォルニア州サンディエゴ）
治安の良さで常に上位にランクインするのがサンディエゴです。気候が穏やかで観光都市としても有名。市民の教育水準が高く、犯罪率も全米平均を下回っています。ペトコ・パーク周辺は再開発が進み、夜でも人通りが多く安心して試合観戦ができます。
また、野球観戦後に徒歩圏内でレストランやバーを楽しめる点も魅力です。
2. シアトル・マリナーズ（ワシントン州シアトル）
自然と都市機能が融合したシアトルも比較的治安の良い都市です。特にMLB本拠地の「T-Mobileパーク」周辺は整備が行き届き、観戦客に配慮したエリア設計がなされています。
ただし、深夜帯には一部エリアでホームレスが多くなるため、観戦後は公共交通機関やライドシェアを利用するのが安心です。
3. ミネソタ・ツインズ（ミネアポリス）
ミネソタ州のミネアポリスは、寒冷地ながら住みやすい都市として知られています。ターゲット・フィールド周辺は再開発が進み、観光客や地元ファンにとっても安全な環境です。警備体制も充実しており、試合当日は多くの警官が配置されるため、家族連れでも安心して観戦できます。
ミネソタ州全体としても教育水準が高く、穏やかな地域性が特徴です。
4. セントルイス・カージナルス（ミズーリ州セントルイス）
セントルイスは一部で治安が悪いイメージを持たれますが、ブッシュ・スタジアム周辺の中心街は非常に整備されています。観戦エリアは警察や警備員の見回りも多く、観光客が安心して行動できる環境が整っています。
また、カージナルスは地元密着型の球団として知られており、地元住民の協力によってスタジアム周辺の治安維持が徹底されています。
5. トロント・ブルージェイズ（カナダ・トロント）
アメリカ国外になりますが、カナダ唯一のMLBチーム「トロント・ブルージェイズ」の本拠地ロジャース・センターは、MLBの中でも特に安全な場所の一つです。トロントは世界的にも治安の良い都市として知られ、観光客に優しい街づくりが進んでいます。
英語圏でありながら多文化共生が進んでおり、海外旅行初心者にもおすすめの都市です。
6. アトランタ・ブレーブス（ジョージア州アトランタ）
南部の中では比較的治安が良いのがアトランタ。トゥルーイスト・パークは郊外に位置しており、周辺には商業施設やホテルが整備されています。市街地中心部よりも安全なエリアに設計されているため、家族連れでも安心して訪れることができます。
ただし、観戦後の夜間移動はタクシーや配車アプリを利用するのが無難です。
7. 治安がやや不安な都市も
一方で、ボルチモア（オリオールズ）やシカゴ南部（ホワイトソックス）、オークランド（アスレチックス）などは、治安面で注意が必要な地域として知られています。特に夜間や人通りの少ないエリアでは、単独行動を避けることが推奨されます。
観戦を楽しむ際は、スタジアム周辺のホテルを利用するか、日中に移動するなどの対策を取りましょう。
8. まとめ：安全に観戦を楽しむために
MLBの本拠地の中でも、サンディエゴやシアトル、トロントのような都市は観戦環境も整っており、初心者にもおすすめです。どの都市でも共通して言えるのは、「夜間の不要な外出を避ける」「現地の交通情報を確認する」など、基本的な安全対策を守ることです。
安全で快適な環境で、メジャーリーグ観戦を存分に楽しみましょう。
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