ラクロスはメジャー？マイナー？競技人口や人気の実態を徹底解説

ラクロスというスポーツを耳にしたことはあっても、実際にどのくらいの人がプレイしているのか、どの程度の人気があるのかを知る人は少ないかもしれません。この記事では、ラクロスの世界的・日本国内での位置づけをわかりやすく解説し、メジャーなのかマイナーなのかを客観的に分析します。

ラクロスとはどんなスポーツ？

ラクロスは、クロスと呼ばれるスティックを使ってボールを運び、相手ゴールにシュートを決めるスポーツです。北米を中心に発展した競技で、もともとはネイティブアメリカンの伝統的な球技がルーツです。スピード感や戦略性の高さから「地上最速の球技」とも呼ばれています。

競技の魅力は、サッカーのようなチーム戦略と、ホッケーのようなスピード、そしてバスケットボールのような得点展開の速さを併せ持つ点にあります。

世界的に見ると、ラクロスは北米、特にアメリカとカナダで人気のあるスポーツです。アメリカでは大学スポーツとして非常に盛んで、名門大学の中にはラクロス部が強豪として知られています。また、プロリーグ「PLL（Premier Lacrosse League）」も存在し、年々ファン層が拡大しています。

ただし、サッカーやバスケットボールのような世界的メジャースポーツと比較すると、やはり競技人口や知名度は劣ります。そのため、国際的な位置づけとしては「準メジャー競技」といえるでしょう。

日本では、ラクロスはまだ発展途上のスポーツです。特に大学生を中心に競技が広がっており、多くの大学にラクロス部が存在します。社会人チームや女子ラクロスも増えつつあり、全国大会も開催されています。

しかし、テレビ中継やメディア露出は少なく、一般的な知名度という点ではまだマイナースポーツに分類されるのが現状です。ただし、競技人口の増加や国際大会への参加など、少しずつ注目度が高まっているのも事実です。

ラクロスが今後メジャー化する可能性は十分にあります。特にSNSや動画配信サービスを通じて、試合映像や練習風景が発信されるようになり、若年層を中心に興味を持つ人が増えています。また、2028年のロサンゼルスオリンピックで正式種目として採用が決まったことも、普及の追い風となるでしょう。

オリンピック採用は競技の発展に大きな影響を与えるため、日本でもメディア露出が増え、これまで以上に注目されることが予想されます。

結論として、ラクロスは現時点では「マイナー寄りの準メジャー競技」といえます。世界的には北米で高い人気を誇る一方、日本ではまだ発展段階にあります。しかし、今後のオリンピック採用や競技人口の増加を考えれば、メジャー化への道も十分に期待できるスポーツです。

ラクロスは、スピード感や戦術性に富んだ魅力的なスポーツであり、これからさらに注目されていくことでしょう。