ハンドボールのディフェンスとオフェンスでしっかりと体を使いたいと考えている選手に向けて、フィジカルを生かすためのアプローチを紹介します。筋トレをしているのにうまく体を使えないと感じる理由と、その改善策について解説します。
1. 筋肉を活かすための体の使い方
筋肉をつけることは重要ですが、その筋肉をどう活かすかがもっと重要です。ハンドボールでは体重移動とバランスが大切です。しっかりと地面に足をつけて、パワーを上半身に伝える動きが求められます。
- 力の伝達: 体全体で力を出すためには、腰や脚の力を上手に伝えなければなりません。足の裏全体を使って地面を押し、上半身にその力を伝えましょう。
- 体幹の安定: 体幹を安定させることで、力強く動けます。体幹を意識してトレーニングし、ディフェンス時でも安定した姿勢を保てるようにしましょう。
2. ディフェンスにおける体の使い方
ディフェンスでは、相手を押す力だけでなく、素早い動きと反応も重要です。体を上手に使ってディフェンス力を向上させましょう。
- ポジション取り: 相手と自分の間にスペースを作らず、しっかりとポジションをとりましょう。足を肩幅に開き、重心を低く保つことが大切です。
- 相手の動きに反応する: 相手の動きに素早く反応し、先に動いて相手の動きを予測することが重要です。反応速度を上げるために、視野を広げ、素早く動ける準備をしましょう。
3. オフェンスにおける体の使い方
オフェンスでは、力強く突っ込むだけでなく、方向転換やスピードの変化も必要です。強いシュートを打つためには、体の使い方が大きな影響を与えます。
- スピードと方向転換: 方向転換の際に素早く体を入れ替えることで、相手を振り切ることができます。スピードを上げるためには、腕と足の連動を意識しましょう。
- シュートのための体重移動: シュートを打つ際に体重を後ろから前に移動させることで、より強いシュートを打つことができます。
4. トレーニング方法とアドバイス
筋力だけでなく、柔軟性や敏捷性を高めるトレーニングが重要です。体を効率よく使うために、以下のようなトレーニングを取り入れてみましょう。
- 筋力トレーニング: 腕、肩、脚の筋力を強化するトレーニングを継続的に行いましょう。特に下半身の強化がディフェンスで重要です。
- 敏捷性トレーニング: スピードや方向転換を鍛えるための敏捷性トレーニングを取り入れ、素早い動きを身につけましょう。
- 体幹トレーニング: バランスを取るために、体幹を鍛えるトレーニングも重要です。体幹を鍛えることで、ディフェンス時やオフェンス時の安定感が増します。
5. まとめ
ハンドボールで強くなるためには、筋力だけでなく、体の使い方や動きの練習が重要です。ディフェンスでは安定したポジションを保ち、オフェンスではスピードと方向転換を意識しましょう。練習を続けることで、確実に上達することができます。


コメント