スノーボードの板選びは、特にカービングやパウダー性能を重視する方にとって非常に重要です。特に、NOVEMBER BACKCITYやSCOOTER MACHのような最新モデルでは、性能やシェイプの変更が大きく、どちらが自分に合っているのかを迷うことが多いです。本記事では、24-25シーズンモデルにおけるこの2つのボードの特徴を比較し、カービングやパウダーでの浮力に焦点を当てて、どちらが優れているのかを解説します。
1. NOVEMBER BACKCITYの特徴とカービング・パウダー性能
NOVEMBER BACKCITYは、今期大きなシェイプ変更を受けたモデルで、特にパウダー向けの浮力を重視しています。パウダーの深さが膝以上に達する場合でも、その浮力をしっかりと発揮できる設計が特徴です。また、カービング性能も非常に優れており、特に硬い雪質や荒れた雪面でも安定感があり、力強いターンが可能です。
ただし、ツリーランメインで深いエリアを狙う場合、ややシビアな部分もあるため、さらに滑りやすい雪面でのフロート感を求めるのであれば、選択肢として考慮する価値があります。
2. SCOOTER MACHの特徴とカービング・パウダー性能
SCOOTER MACHは、カービングを重視した性能を持ちながらも、パウダー性能も十分に考慮されたボードです。シェイプが調整され、特にツリーランや深いパウダーエリアでの浮力が向上しています。さらに、バンクドカービングやキッカー性能を重視する場合にも安定したパフォーマンスを提供してくれます。
5uモデルでの浮力を感じつつ、ツリーエリアや急斜面でもしっかりとしたコントロールを発揮できる点が大きな魅力です。ジブやキッカー性能を除いても、パウダーとカービング両方のバランスが良いモデルと言えます。
3. 使用者の条件とボード選びのポイント
東北エリアでの滑走や深いパウダー狙い時の使用を前提にすると、比較的深いパウダーでモモあたりまでの浮力が求められます。SCOOTER MACHは比較的安定感を求めるエリアで強力ですが、少し大きなシェイプ変更が加えられたNOVEMBER BACKCITYは、深い雪面でのフロート感や浮力が強化されています。特に、ツリーランや滑りやすいエリアでのパフォーマンスを求めるならば、BACKCITYの方が強みを発揮します。
なお、板の長さに関しては、現在使用しているSCOOTER VERNIER 154と比較して、どちらのボードも長さの選択肢が豊富ですが、ボード全体のデザインやシェイプによって、浮力や反応速度に差が出るため、実際に試乗してみるのがベストです。
4. まとめ:どちらの板を選ぶべきか
結論として、パウダーやツリーランでの浮力を重視する場合は、NOVEMBER BACKCITYがより強みを発揮します。一方で、カービングや安定したバランスを求めるならば、SCOOTER MACHが最適な選択となります。最終的には、使用するエリアや雪質、個人の滑り方に合わせて選ぶことが重要です。
どちらの板も非常に高性能であり、パウダーやカービング性能のバランスを取るために、試乗して比較してみることをおすすめします。


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