キックボクシングからボクシングへの転向後のミット打ちの違いについて

格闘技、武術全般

キックボクシングからボクシングに転向した方々の中で、「キックミットではパンチを強く打てるのに、しゃもじ型ミットだと打てない」と感じる方が多いようです。この記事では、なぜこのような違いが生じるのか、その理由を解説します。

1. キックボクシングとボクシングのミットの違い

キックボクシングとボクシングでは、使うミットの種類が大きく異なります。キックミットは比較的大きく、打つ対象も広いため、パンチを強く打ちやすいのです。一方、ボクシングのしゃもじ型ミットは、比較的小さく、正確に打つことが求められます。

ボクシングでは特にパンチの精度が重視されるため、ミットを打つ際には力よりも正確さが必要です。この違いが、ミット打ちに対する感覚の違いを生んでいる可能性があります。

2. 体の使い方の違い

キックボクシングでは、パンチとともに足や腰の動きも重要です。ボクシングにおいては、体全体を使うことはもちろんですが、特に上半身の動きが重要になります。

しゃもじ型ミットを使ったボクシングでは、足や腰の動きに依存せず、上半身の回転と腕の使い方に集中する必要があるため、最初は慣れるまで時間がかかることがあります。

3. ミットの持ち方と打ち方

キックボクシングのミットとボクシングのミットでは、持ち方や打ち方が異なります。キックミットは、広くて厚みがあり、受ける部分が多いため、力をこめやすいのです。一方、しゃもじ型ミットは、打つ場所が狭いため、より精密に打つことが求められます。

また、ボクシングでは腕のスナップを効かせる打ち方が重要で、力任せに打つのではなく、スムーズにパンチを繰り出すことが求められます。これが慣れないと感じる原因となることがあります。

4. まとめ

キックボクシングからボクシングに転向する際、ミット打ちにおける感覚の違いは大きな挑戦です。キックボクシングでは足や腰を使うことが多いため、ボクシングのしゃもじ型ミットで同じように打つ感覚に違和感を感じることは自然なことです。

転向後のミット打ちは、体の使い方や打ち方を再習得することが大切です。少しずつ練習を重ねて、ボクシングにおけるミット打ちに慣れていきましょう。

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