シマノの油圧ディスクブレーキパッド交換時のピストン押し戻しについての注意点

自転車、サイクリング

シマノの油圧ディスクブレーキパッドを交換する際、ピストンを押し戻す方法については注意が必要です。特に「ブレーキレバーにじょうごを取り付けた状態で行うように」と記載されている点が気になる方も多いかと思います。この記事では、その理由や実際の作業方法について解説します。

1. じょうごを使う理由とその重要性

シマノのマニュアルに記載されている通り、ピストンを押し戻す際には、ブレーキレバーにじょうごを取り付けることが推奨されています。これは、油圧ブレーキシステム内のダイヤフラムが破損するリスクを避けるためです。じょうごを使うことで、システム内の圧力が均等に分散され、ダイヤフラムが無理に押しつぶされるのを防ぎます。

じょうごがない状態でピストンを押し戻すと、ブレーキレバーやダイヤフラムが過剰な圧力を受け、損傷する可能性が高まります。このような破損は修理が必要になり、最終的に高額な費用がかかることになります。

2. 実際にじょうごなしで作業している人の状況

ネット上では、じょうごを使わずにピストンを押し戻している人も見かけますが、その多くが特に問題なく作業を終えているという報告があります。実際にそのような作業をしても、すぐに壊れるわけではありませんが、長期的に見るとリスクが高いこともあります。特にブレーキの効きが悪くなったり、油圧の調整がうまくいかなくなることも考えられます。

結論として、じょうごを使用せずに作業をすることは、リスクを取っていると言えます。

3. エア抜きの必要性

じょうごを使用してピストンを押し戻す際、エア抜き作業を再度行う必要があるかどうかは気になる点です。じょうごを使用して作業を行った場合、エア抜きが必要になることはほとんどありません。ただし、ブレーキシステムの圧力がリセットされるため、念のためエア抜きを再確認するのは良いでしょう。

特に、初めてエア抜きを行う場合やブレーキの効きが不安な場合は、エア抜き作業を再度行うことをお勧めします。

4. 結論: じょうごを使うことの重要性

最終的に、シマノの油圧ディスクブレーキパッドの交換作業を行う際は、じょうごを使用することが安全で確実な方法です。確実なブレーキ性能を維持するために、ダイヤフラムの損傷を防ぐためにも、じょうごを使用した方が良いでしょう。

じょうごなしで作業を進めるリスクを避け、安全にメンテナンスを行うためにも、マニュアルの指示に従うことを強くお勧めします。

5. まとめ

シマノの油圧ディスクブレーキパッド交換時にピストンを押し戻す作業では、じょうごを使うことが推奨されています。じょうごを使用することでシステムのダイヤフラムの破損を防ぎ、安全に作業を行うことができます。エア抜き作業は基本的に必要ありませんが、念のため確認しておくと良いでしょう。安心して作業を進めるためにも、じょうごを使用する方法を守ることが重要です。

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